夜のヤワラー通りを歩いていると、観光者の多くがヤワラーを訪れるのは夜なのだと改めて感じます。
昼間に来たところで特に何もやることがないのがヤワラー。
ここへ訪れる動機の多くは、“旨い飯”を求めているから夜なんでしょう。
ただでさせ人通りが多い夜のヤワラー通りですが、特に混雑している屋台エリアがあり、以前から心に引っ掛かっていました。
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実は本店じゃなかった!?
調べてみると、どうも有名店が数店あるとの情報が。
その中の1店舗が、カレーのぶっかけ飯を屋台で売る『ゲーン カリー ナイヨーン』。
ゲーンはタイカリーを指すタイ語で、この店では4種のカレーがそれぞれの鍋に入っています。
カレーをメインにしたぶっかけ飯屋は珍しい。
カレーには大根が入っていて、トッピングは豚肉とゆで卵。
タイカレーってどこにでもありそうなのに、いざ食べようと思うとさほどないんですよね。
「私の祖父が80年前に始めて、父親と母親が継ぎ、いまは私も手伝っています」
創業者の孫にあたる彼女が答えてくれました。
左隣は彼女の母親です。
赤い看板に書かれている「Mr.Tall's」は、父親の身長が高いため通称として名付けたのだとか。
私が来店した時にはすでに帰宅されていたようでお会いできませんでしたが、メニューに載っていた彼の姿を撮影させてもらいました。
確かに、身長高いですね。
『ゲーン カリー ナイヨーン』は別に2つの屋台も運営。
すぐ隣で営んでいるクイッティアオ屋台とオースワンの屋台です。
「オースワンも美味しいわよ!」
お母さんが強く薦めてくれたオースワンは、鉄板の上で旨そうな弾ける音を発し、食欲を刺激。
オースワン好きとしてはたまらなく食べたかったのですが、さきほどカリーを食ったうえ、その前も別の店で食べていたため断念しました。
「実はここの店舗は支店で、本店は道路を渡ったところにあるの」
娘さんは最後に最重要事項を告白!
てっきり1店舗だけだと思っていたら、そうではなく、しかも姉妹店だとは。
本店にお母さんと娘さんがいるなら、向こうは誰が営んでいるのか…。
「家族じゃない従業員がやっているのよ」
場所は斜め向かい、赤い金行の看板がある真下。
確かに同じ看板を掲げている店がありました。
来店時にはほとんど客はおらず、支店の方が賑わっているのは不思議な現象ですが。
【SHOP DATA】
「ゲーン カリー ナイヨーン(แกงกะหรี่ นายโย่ง)」
TEL:02-221-9908
OPEN:16:00-2:00
ADDRESS:Yaowarat Rd, Samphanthawong, Bangkok
PRICE:ぶっかけ飯40B〜