次々とコンドミニアムやショッピングモールが建ち、カフェやバー、意匠を凝らしたレストランなどが並ぶトンロー。
この通り沿いには各国料理店から屋台、あらゆる店舗が肩を並べ、他にはない独自の個性を滲ませ在住日本人も多い通りです。
トンロー通り沿いにある洗練されたタイレストランたち
注目度の高い通りだけに、洗練されたタイ料理レストランも数が多いのも特徴。
それなのに、タイ料理店を紹介する「激旨!タイ食堂」というサイトでは、トンローに点在しているそういったレストランを取り上げている数が少ないこと!
これまで取り上げたトンロー通りのタイレストランだと以下2つです。
どちらも美味しく、女性がオーナーだけに洗練された店舗で、在住日本人女性にも人気が高いタイレストランです。
それにしても、トンローで2店舗だけとはあまりにも切ない。
ということで、今回から定期的に、トンロー通りの激ウマなタイレストランを紹介していく所存です。
カフェのように落ち着くSUPANNIGA EATING ROOM
BTSトンロー駅から、スクンビット・ソイ55にあたるトンロー通りを北上。
トンローソイ6の入口に以前紹介したPHUKET TOWNがあり、その左隣りにSUPANNIGA EATING ROOMが隣接しています。
派手な色使いはなく、落ち着いた外観。
控えめに看板が掲げられていながら、細部にこだわりを感じさせ存在感を示しているタイレストランです。
ガラス窓に
AUTHENTIC THAI EASTERN VS ISAAN CUISINE
と書かれているように、タイ東北地方のイサーン料理やタイ東部料理が揃っています。
店舗はタイでよくあるタウンハウスを改築した造り。
各フロアの敷地面積は広くないですが、中2階と3階席も有し、中2階席はボックス席、3階席には外光が入るソファー席と、それぞれのフロアで席のタイプに特徴をもたせているんです。
女性に人気なのも頷けます。
さて、私がオーダーしたのはSUPANNIGA EATING ROOMが推す5品です。
チューシ グンヤイ(ฉู่ฉี่กุ้งใหญ่)420B
ココナッツミルクとハーブを使ったクリーミーなソースで彩られた大きなエビ。
クセやスパイシーさもなく、エビの味と風味をいかした、エビ好きとしてはたまらない一皿!
料理名の「チューシ」というタイ語には意味はなく、料理名だそうです。
ヤムヌラライ(ยำเนื้อลาย)160B
牛肉のヤムとは珍しい。
ほどよい食感の牛肉を噛み締めるたびに、絶妙な調理手腕だと首肯を繰り返す私でした。
ムー チャンムアン(หมูฉมวก)190B
激辛な色合いですが、実のところさほどスパイシーでもなく、煮込んだ豚肉とトマト風味のスープなんです。
初めて食べたこちらの料理、チャンタブリー県発祥の料理だそうです。
これ、日本人の味覚に合うと思うなぁ。
カオクルックカピ(ข้าวคลุกกะปิ)170B
「カピ」とは小エビを発酵させた味噌で、コレを使って炒めたご飯が中央に盛られています。
周囲に配置された野菜や揚げニンニクなどを混ぜ合わせ、お好みでタレを少々。
これも日本人なら好む一品だと思うんですけど、メジャーになりきれないのはなぜだろうか…。
ガラムトート ナンプラー(กะหล่ำทอดน้ำปลา)120B
キャベツを上質なナンプラー(タイの魚醤)を使い炒めただけの超シンプルな料理です。
こんなにシンプルであり、単彩で派手さもないタイ料理ですが、これが旨い!
他タイ料理店であまり見ることのない料理なので、「SUPANNIGA EATING ROOM」へ来店するならオーダー必須の一品です。
パンナコッタ チャータイ 85B
タイのお茶を使ったパンナコッタです。
同店で人気のスイーツだけに、遅い時間だと売り切れていることも。
スパン二ガ ホームパッション 180B
パッションフルーツの風味と、ほどよい酸味が楽しめるジュース。
さっぱりしているのでタイ料理に合います。
バージン ウォーターメロン モヒート 140B
モヒートの薫りが立ち、酸味が効いたスイカジュース。
こちらもさっぱりしているので、「SUPANNIGA EATING ROOM」の料理に合うジュースです。
ランチの人気のSUPANNIGA EATING ROOM
2012年10月23日にオープン。
今年で丸4年を迎えた「SUPANNIGA EATING ROOM」は、トンローに誕生するや料理のレベルの高さから評判が一気に拡散し、在住日本人、特に女性からの人気を獲得しました。
昼の営業時間には220バーツのランチセット(月〜金曜日)があり、こちらも女性に大人気です。
もともとはコンケン県にホテル「SUPANNIGA HOME」からスタート。
「SUPANNIGA EATING ROOM」オープン後、評判が評判を呼びの人気が高まると、2015年12月にはサトーン・ソイ10に2店舗を出店。
さらに今年2016年12月には、チャオプラヤー川沿いに「SUPANNIGA CRUISE」の出店予定もあるそうです。
「SUPANNIGA EATING ROOM」の勢いたるや留まるところを知らない…。
最後に雑学。
私はてっきり「SUPANNIGA」とはオーナーの名前だと思っていたんですが、スタッフに聞くと花の名前だそうです。
【SHOP DATA】
「SUPANNIGA EATING ROOM」
TEL:02-714-7508
OPEN:11:30-14:30,17:00-23:00(無休)
ADDRESS:160/11 Soi Sukhumvit 55 (Thonglor) Klongton Nuea, Watthana, Bangkok 10110
FACE BOOK:https://web.facebook.com/SupannigaEatingRoom/