私が初めてチャチュンサオ県に訪れたのは今から4年ほど前。
かの有名な「ピンクのガネーシャ」にご対面したのもこのときです。
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2011年に誕生したピンクのガネーシャ
ガネーシャ像はタイ各地にありますが、もっとも有名なガネーシャ像といっていいでしょう。
2011年に完成したピンクのガネーシャは、ワット・サマーン ラッタナーラーム(วัดสมานรัตนาราม)という寺院に安置され、高さ16メートル、横たわっている幅は22メートルと、涅槃ガネーシャの中では最大の像です。
日本人向けのガイドブックにも載る有名な観光スポットになっているだけあり、私が訪れた土曜日は参拝に訪れるタイ人で溢れていました。
ここは私が詳細を語るまでもなく、他サイトでも詳しく載っているので、そちらをググって見てください!
チャチュンサオ県の百年市場「タラートバーンマイローイピー」
私が今回訪れたのはピンクのガネーシャの他、「タラート バーンマイ ローイピー(ตลาดบ้านใหม่ ร้อยปี)」という百年市場です。
「タラート」は市場、「バーンマイ」は新しい家、「ローイピー」は百年を指すタイ語。
百年市場とは名が表すように古くからの市場で、築数十年という木造家屋の店が並びレトロ感にあふれています。
タラート バーンマイにはクイッティアオ(タイラーメン)といったご飯ものの店もありますが、私の目についたのは、片手に持ちながら軽くつまめるタイ料理の品々。
おばちゃんが包丁で切っているのは、小麦粉を練って板状にしたものです。
写真を撮影させてもらっていると、彼女が声をかけてくれました。
「これ食べてみてよ」
手渡されたのは店頭に並べられていた、カノムクイチャーイというニラ饅頭です。
以前、バンコクの旧市街にあるカノムクイチャーイの店『カノムクイチャーイ ジェイトゥーイ』を紹介したことがありますが、それ以来のご対面。
お金を払おうとしたら「お金はいいから食べてみて」と太っ腹なことをおっしゃってくれる!
6個入りのカノムクイチャーイはニラ入りと、竹の子入りの2種類。黒く甘いタレをかけていただきます。
こちらのお店はテレビの取材を受けたこともあるようで、店頭に写真が飾られていました。
カノムクイチャーイを食べつつ、お店の外観などを撮影していたら、またまた彼女からご提案が。
「これもあげるわよ」
さきほど包丁で切っていたのは、これに使うものだったのでしょう。
取材させてもらったうえ、いろいろと頂き感謝感謝!
これの名前を聞くのを忘れてしまったんですが……。
市場内を散策していると、あれやこれや目について、どれもこれも食べたくなる!
その中でもっとも私の興味をひいたのが、女性がフライパンで炒めていたこの料理です。
今回はちゃんと料理名を聞きましたよ!
「カノムブンユアン(ขนมเบื้องญวณ)」
初めて見た料理ですし、初めて聞いた名前です。
薄焼き卵で包まれているのは、もやしとペースト状の何か。
クレープ風に仕上げられています。
見るからに、間違いなく旨いに違いない!
しかしさきほどカノムクイチャーイをいただいたのと、この後、お目当てのレストランへ行くことも考慮し、泣く泣く断念…。
タラートバーンマイの橋に立つチョビ髭おじさん
最後に紹介したいのは、このおじさん!
私は初めて知ったのですが、どうやらタラートバーンマイでは有名なおじさんのようで、上半身裸、チョビ髭をたくわえ、模造品の刀を持ち橋の上で凛々しく輝いています。
写真を撮らせてくれ、なんて言ったらいきなり斬り掛かられるのだろうか…。
恐る恐る声をかけてみたところ、にこりを笑顔見せて快諾してくれました。
聞くと、土曜日と日曜日だけこの橋に立ち、観光名物になっているとのこと。
平日は市場内のお店で働いているとおっしゃっていました。
この風貌で、どういった店で働いているのか。
クイッティアオでも湯がいているなら、ぜひ食べてみたい!
タラートバーンマイへの行き方
我々は今回、レンタカーを使って行きましたが、国鉄フアランポーン駅からチャチュンサオ駅へ行けば、駅から市場までのソンテウ(乗り合い小型バス)が出ているようです。
「タラートバーンマイ」というタイ語が通じなければ、下のタイ語を見せてください。
ตลาดบ้านใหม่ ร้อยปี
平日も開いているようですが、賑わうのは土曜日と日曜日。
平日は閉まっている店もあるようですので、週末トリップがおすすめです。