今年2016年で厄年を迎えました。
何かが起こりそうな予感がしているものの、特に何もすることなく1月も中旬に入ったころのことです。
厄年であることをとあるタイ人女性に話したところ、
「お寺へ行ってタンブンしなさい!」
と一喝。
“タンブン”とは寄与などで徳を積むことで、タイ人はよくお寺へ参拝しており、“タンブン”をしている姿をどこのお寺でも見かけます。
これも何かのキッカケか!
そう思い立ち、彼女おすすめのお寺へ参拝しタンブンすることにしました。
目次
日本にもお寺があるワットパクナム(Wat Pak Nam)
待ち合わせはBTSの最終駅バンワー。
バンワーなんてまったく来る用事がないのでこの駅で降りたのは初めて。
駅前に祠がずらっとならんだ、“祠ショールーム”が広がっています。
祠がご用命の方はBTSバンワー駅へお越しください。
私が連れられて行ったのは「ワットパクナム(Wat Pak Nam)」というお寺です。
バンワー駅の近くというので、しょぼくれた寺かと思っていたら、意外ながら壮大!
のちに調べてみたところ、日本の千葉県に子院がある有名なお寺だったんです!
ワットパクナムのWebサイトにはアメリカやニュージーラインドにも子院がある記載が!!
タイ人女性に習い、花を両手で持ち仏像の前でしずかに頭をさげて手を合わせ目を閉じます。
正座し、目を閉じて合掌するのはいつぶりだろうか。
この動作だけでも心が穏やかになるのを感じます。
タイで合掌は「ワイ」と呼ばれ、日常生活の挨拶でも見られる姿です。
敷地内にある高さ80メートルの仏塔「プラマハ チェディー マハラチャモンコン(พระมหาเจดีย์มหารัชมงคล)」も見どころ。
建立に2004年から9年かかったそうです。
館内は4階まであり1階から3階までは展示物が並んでいるのですが、最上階の造りが別世界。
この美しさには目を奪われました。
※地図上ではWat Nak Prokと表記されていますが、場所はここで間違いありません。
ワットクンチェン(Wat KhunChan)
てっきり1つの寺だけでタンブンするのかと思いきや、
「次のお寺に行くよ!」
と言われすぐ隣のお寺へ。
「ワットクンチャン(วัดขุนจันทร์)」という、こちらも有名なお寺のようです。
仏暦2370年、西暦1827年に建立。
日本人観光客も訪れると言います。
ワットナックプロック(Wat NaK Prok)
さらにもう1つのお寺「ワットナックプロック(วัดนาคปรก)に案内されました。
どうもこの界わいは有名なお寺が多いようです。
仏暦2031年〜2172年(西暦1488年〜1629年)、アユタヤ時代に建てられたとのこと。
7つの頭の蛇が特徴で、曜日ごとに分かれた仏像があり、自分の生誕曜日に合わせお祈りします。
国鉄タラットプルー駅前の旨いクイジャップ!
寺を3つも回り、しかも何も食べていないので、同行したタイ人におすすめの美味しい店を紹介してもらうことにしました。
彼女が私を引き連れやって来たのはタラットプルー(Talat Phlu)。
国鉄タラットプルー駅の線路脇にある、屋台が数店舗営業している屋台エリアです。
私はチョイスしたのはカオムーデーン。
可もなく不可もなくといったお味でしたが、とにかく空腹だったので瞬く間に完食し、目の前に座るタイ人が食べているクイジャップを眺めていました。
なにやら旨そうなオーラを放っておられる。
少々スープをいただいたところ、旨い!
2品目の指名メニューはクイジャップ君です。
ちなみにクイジャップとは平らな麺をくるっと丸めマカロニのような形状にした、麺類の一種です。
内臓系の具材がゴロゴロ入っているクイジャップ。
スープは独特で他では味わったことのない旨さ。
1人で切り盛りしていた女性店主に話しを伺いました。
「創業したのは1942年。基本は無休で営業しているわよ。もう長い間、休んだことはないわねぇ」
1942年創業ということは今年で74年目!
歴史ある、しかも人気のクイジャップ店のようで、掲げられていた有名人が来店したときの写真がそれを物語っています。
クイジャップの他、カオカームーもあり旨そうな豚足が店頭に盛られています。
カオムーデーンを食っていなければ、食えたのですが…。
有名寺院を巡って参拝し、初めてのタンブン。
そして〆は旨いクイジャップときたら、2016年はきっと安泰でしょう!!
【SHOP DATA】
「ジェーチェン クイジャップ タラートプルー(เจ๊เช็ง ก๋วยจั๊บตลาดพลู)」
TEL:084-661-2994
OPEN:6:00-16:00(無休)
PRICE:クイジャップ50B、(大)60B