日本のジンギスカンに似た鍋を使ったムーガタ(หมูกะทะ)。
鍋周辺の凹んだところにスープを入れここで野菜などを煮て、凸箇所では豚肉を焼いて楽しむ鍋料理です。
私は月に一度、いや週に一度は1人でムーガタ屋へ足を運ぶほどムーガタ好きとして知られておりまして、近い将来「ムーガタファンクラブ(MFC)」を設立しようかと企んでいます。
入会条件はたったひとつ「ムーガタ好き」だけですので、入会を希望する方は私のXをフォローしていただき、MFC設立のお知らせをお待ちください。
私はタイの地方へ旅したときもムーガタ屋を探すのは常でして、イサーン全県、そしてタイ南部全県を回った旅でも各地のムーガタ屋へ訪れています。
それほどタイ各地のムーガタを食べ巡っている私が、Google Mapでこのムーガタ屋を見つけた時は、驚きのあまり素っ頓狂な声を出してしまいました。
そのムーガタ屋とは、サメット島のビーチで営業している『メッサイムーガタ コーサメット』です。
ムーガタを求めてサメット島へ上陸
サメット島はバンコクから南東に約150km進んだラヨーン県沖に位置し、南北約7km、東西約4kmで面積は13㎢。上空から見るとT字の形状をしている島です。
1981年に海洋国立公園へと認定されたことで管理が行き届き、島に点在するビーチは美しく、タイ人のほかに欧米人など外国人旅行者をも引きつけています。
私もサメット島を目指す理由は同じくビーチではありますが、他の方々と少々異なるのは「ビーチで食べられるムーガタ鍋」を求めていることです。
そんな奴いるんだ、と思われた方は少なくないでしょうが、いるんです。
エカマイのバスターミナルの16番窓口でチケットを購入し、22番乗り場から発着しているバンに乗車。
3時間半ほど揺られて到着したのは、ラヨーン県のヌアンティップ ピア(Nuanthip Pire)です。
ここからサメット島へ渡るには2つの手段があり、ひとつは小一時間ほどかかるノーマルボートで料金は往復120バーツ。
もうひとつは10分強で行けるスピードボートで、往復料金は300バーツ。
私は前者を選び、サメット島へと上陸いたしました。
暮れゆく空のもとビーチで堪能するムーガタ
サメット島に上陸しホテルにチェックした後、夕刻私が訪れたのはサイケオビーチです。
島内でもっとも賑わっているビーチで、夜になるとバーがいくつも出店し、名物のファイヤーショーが披露されることでも知られています。
夕暮れ時、砂浜を歩いていると見えてきたのが豚をかたどったネオンと、ムーガタの写真を載せた看板です。
299バーツで食べ放題のムーガタ屋『メッサイムーガタ コーサメット』。
人生で初となる「ムーガタ on the Beach」を体験できる日がついにやってきました。
ビーチから一番近い席を陣取るや、食材のもとへ。
島のムーガタ屋なので食材の種類はそれほど揃っていないかと思っていたのですが、案外いろんな野菜や肉類が並んでいました。
しかもフルーツやスイーツなどもあり、ムーガタ愛好者である私のハートはきちんと掴みましたよ。
ポップコーンがあったのは、欧米人客を意識してのことでしょう。
食材を波打ち際のテーブルへ運んで、肉を焼き、野菜を煮ていく。
ビールで喉を潤しながら空を眺めると、淡くなりゆく夕焼け空。
タイで住み始めて10年以上が経ち、ついにビーチでムーガタをいただける日が訪れたのです。
サイケオビーチ付近に宿泊したのなら、ぜひとも「ムーガタ on the Beach」を味わってください。
別ブログではサメット島のホテルを紹介しています
私がこのブログの他に、自身で運営する旅行会社「TRIPULL」のブログもやっています。
このブログではサメット島のホテルを紹介していますので、こちらも参考にしてください。
店名 | メッサイムーガタ コーサメット/ร้านเม็ดทรายหมูกระทะ เกาะเสม็ด |
営業時間 | 17:00-22:00 |
定休日 | 基本無休 |
Google Map | https://maps.app.goo.gl/YPNKmLsGu79aXVJL6 |
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