バンコクに次々と『HOOTERS』が出店したのは昨年のこと。
一店目は2015年9月、場所はスクンビット・ソイ15でした。
オープン当初はやいのやいの騒がれましたが、ココ最近は「『HOOTERS』に行ってきたよ!」なんていう声を聞くことも皆無。
忘れかけていた2015年12月、なんと次はナナプラザの目の前にオープンしました。
さて、『HOOTERS』のすぐ近く、スクンビット・ソイ15の入口に創業80年の食堂があり、私としてはそちらの方がよっぽど気になるのでございます。
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タイ料理屋でタンシチュー!?
ソイ15の入口の角に立地している『Yong Lee』。
バンコクへ観光に来られ夜遊びをされた諸兄ならば一度は前を通ったことがあるのではないでしょうか。
そう、いわくつきのカフェ『テーメーカフェ』が20メートルほどの場所にあります。
私は『Yong Lee』がオープンする直後の17時過ぎに前を通ったので人はほとんどいませんが、夜が深くなるにつれ、男を求める女や、女を求める男たちで賑わうカフェです。
『Yong Lee』に話しを戻しましょう。来店したのが17時過ぎだったので客は私を除き2組だけでした。
メニューを開くと料理数の多いこと!
初来店の『Yong Lee』だけに何を注文しようか迷うところですが、店頭に吊るされていたアヒルは必須なのでしょう。
この一品は決定!
もう一品はオーダーしたいところ。
タイ語と併記された英語メニューをつらつらと眺めていると、ある一品に眼球がロックオン!
「タンシチュー」なる項目が。
タイ料理かと言われれば微妙、いやタイ料理ではないでしょうが、創業80年の味を確かめるべく一目惚れしたタンシチューをオーダーしました。
『Yong Lee』の実力、恐るべし!
ローストダックは他店で見るものとはかなり異なっていて、肉厚のアヒルの上には漆黒の、とろりとしたソースがかかっているではありませんか。
なんでしょか、これ。
恐る恐る一口。
甘味があり香ばしさに溢れるこのソース、まじ旨し!
他で味わったことのない未知な味わいです。
肉厚のアヒルは弾力に富んでおり、漆黒ソースとタッグを組み私をパラレスワールドへいざなってくれます。
そして登場したるはタンシチュー!
じっくり煮込まれたタンは柔らかく、絶妙なシチューの味わいが絡まり絶品です!
絶賛です!
これが180バーツ、安いです!
ビックリマークを連発してしまい申し訳ございません。
ローストダックといいタンシチューといい、創業80年はダテではありません。
恐るべし『Yong Lee』。
そういえば店名が、“悪魔のガイトー”として紹介した『Tong Lee』と酷似しているのは偶然でしょう。
欧米人客が多い食堂
『Yong Lee』の現在のオーナーは74歳。
レジカウンター(?)にずっと座っておられ、写真撮影にはしぶしぶ了承してくれましたが、カメラ目線はいただけませんでした。
「これ日本のものだよ」
彼がそう言って指さしたものは小判などのそうとう古そうな品々。
どうやって彼が手に入れたのかは分かりませんでしたが、貴重な品が壁に掲げられているのは日本人として親近感を感じます。
これら以外にも店内には数多の掲載記事が掲げられ、色褪せた記事の数々に目を奪われてしまいます。
きっとどれを食べても旨いでしょう。
場所柄、観光客の往来が多いので欧米人客も目立ちます。
夜になると目の前の通りが騒がしくなることもあるでしょうが、そこはちょっと我慢。
【SHOP DATA】
「Yong Lee(栄利)」
TEL:02-251-5262
OPEN:11:30-15:30,17:00-20:30(隔週日曜日休み)
ADDRESS:Sukhumvit Rd. (at Soi 15), Vadhana, Bangkok 10110
PRICE:ローストダック180B、タンシチュー180B