アユタヤ名物【ボートヌードル】の超人気店｜クイッティアオルア ルンレック

アユタヤにはいくつか名物と呼ばれるものあり、そのひとつがクンメナームパオといわれる川エビ炭火焼き。
アユタヤ遺跡周辺には川エビを扱うレストランが何店舗もありますが、その中の1店舗『バーンマイリムナーム』をここでは紹介しました。

川エビ炭火焼きはバンコクでも食べられますが、本場アユタヤの方が安いですし、新鮮なものが揃っているので、アユタヤ滞在時に食べておきたい料理リストに入れておいてください！
そしてもうひとつ、そのリストに入れておいてもらいたいのがボートヌードルです。

ボートヌードルのクイッティアオルアとは

ボートヌードルはタイ語でクイッティアオ ルア（ก๋วยเตี๋ยวเรือ）と呼ばれる麺料理です。
「ルア」は船という意味なので、まさにボートヌードル。
船上で食べる麺料理ではなく、小舟の上で作っていたことが由来となりこの名称になったというわけです。

麺は通常のクイッティアオと同じくセンレック（細麺）やセンミー（ビーフン）、センレック（太麺）、バミー（小麦麺）などを使い、スープは豚の血を入れたナムトックです。
なのでクイッティアオ ナムトックと味は似ていますが、スープに使う材料が若干多いので厳密にいうと異なっています。

そしてクイッティアオルアの最大の特徴といえば、器のサイズ。
一般的なクイッティアオよりも半分ほどしかなく、「タイ版わんこ蕎麦」と呼ばれることもあり、1杯だけで満足できる量ではないので、いくつかの種類を一度に食べられるのがクイッティアオルアのメリットです。

超人気店レックおじさんのボートヌードル

アユタヤ名物に数えられるだけに、アユタヤ遺跡の周辺にはこのクイッティアオルアの店が多く、どこで食べたらいいか迷うこと甚だしい。
まぁ、どこで食べても外れることはないでしょうが、何度も来ることがないアユタヤだけに、せっかくなら有名店で食べたいと思うのはわたくしだけじゃないはず。
といった理由からアユタヤ遺跡周辺での人気店を探したところ、わたくしの目に留まったのが『クイッティアオルア ルンレック』でした。

店名のルンレックは「レックおじさん」という意味。
きっとオーナーさんの名前だと思いますが、わたくしが来店した日にレックおじさんの姿はありませんでした。
ひょっとしたらもう引退されているのかもしれませんが…。

『クイッティアオルア ルンレック』はかなりの人気店のようなので、混雑時間帯は避けたく来店したのは開店すぐの朝8時。
狙い通り先客は数組ほどでした。
クイッティアオには豚肉と牛肉、トムヤムなどがあり、それらのスープ有り、スープ無しを選んで、お好みの麺をチョイスする流れです。

注文したのは、豚のクイッティアオのスープ有りとスープ無し、そしてトムヤムのスープ有り、さらには牛のクイッティアオのスープ有りの合計４杯。
わんぱくな胃袋を持ったアラフィフでございます。

クイッティアオルアのコクのあるスープにしびれる！

クイッティアオルアのスープは前述したように、豚の血を入れることによって独特のコクが得られるのですが、これがいいんだ。
レックおじさんのスープは特にコクが素晴らしい。
豚の血、と聞くだけで「うぃ…」となってしまう人もいるでしょうが、騙されたと思って食べてみなさいな！

スープ無しはタレが和えられているので、しっかりと麺を混ぜてからいただきます。
タレは甘辛く、これがセンレックの麺に絡んで、タイ版の和え麺に変身。

牛のクイッティアオも豚の血が入っていますが、牛骨を使ったスープなので豚のクイッティアオとは若干風味が異なっています。
こちらはバミー麺を入れたのですが、瞬く間に完食。
４種類ものクイッティアオを堪能して80バーツですから、コストパフォーマンスの高さにしびれます！

アユタヤに来たら食べておきたいクイッティアオルア

ボートヌードルことクイッティアオルアはアユタヤ名物だけあり、遺跡の周辺にいくつもの人気店が点在しています。
それだけにどこの店もレベルは高く、アユタヤに来たら食べておきたい料理のひとつ。
いろんな種類を注文して、アユタヤ名物を味わってください。

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