僕が現在棲息しているエリアはディンデーンと呼ばれるところです。
商業施設『フォーチューンタウン』あたりで、MRTラマ9世駅が最寄りになります。
つい先日、バイクに乗ってこの辺りを走っておりますと、やたら賑わっている食堂が目に留まりました。
店頭では初老の男性が一心不乱に麺を湯がいていて、店外のテーブル席はほとんど埋まっている。
これは只者ではない。
そう察知した僕は、食事をする予定はなかったのですが店前にバイクを停車。
その数秒後には空いているテーブルに腰をかけておりました。
絶品トムヤムヌードル!「トムヤムナーデーン」
壁に貼られているメニューを見るといくつかのクイッティアオが揃っています。
最上段にあるのはクイッティアオトムヤム、次いでクイッティアオイエンタフォー、クイッティアオイエンタフィートムヤム、クイッティアオナムサイ、クイッティアオヘン。
その他にガオラオもありました。
他の来客を観察してみたところ、ほとんどの方々がクイッティアオトムヤムを食しておられる。
店名も『トムヤムナーデーン』となっているので、ここでクイッティアオトムヤムを食べずには帰れないでしょう。
クイッティアオトムヤムには汁有りのナームと、汁なしのヘンの2種類があります。
どちらにしようか迷ったのですが、迷ったならどちらも食べればいいんじゃないか。
せっかくなので2つをいただくことにいたしました。
まずはスープ有りのクイッティアオトムヤム。
バミー麺を選んだのは、他客を観察しての結果でございます。
小ぶりな丼にはギアオトート(揚げワンタン)、ルークチン3種、豚ミンチ、そしてプアックトートがトッピング。
プアックトート(เผือกทอด)とはタロイモを揚げた料理です。
スープはほんのりとした酸味と辛味が絶妙なバランスで、さっぱりしていながら粉唐辛子がピリッと引き締めている。
そしてなにより素晴らしいのが、トッピング勢です。
ルークチンプラーはぷりぷり感に富んでいて、エビを使ったルークチンクンも旨い。
さらに驚いたのがプアックトートで、出来の素晴らしさに感動いたしました。
バミー麺は細めながら弾力もある麺で、非の打ち所など一切ない完璧なクイッティアオトムヤムといっていいでしょう。
そしてもう1杯のスープ無し。
こちらだとルークチンやプアックトート本来の味が楽しめるので、これはこれで旨い!
それほど量が多くなかったので2杯でちょうどいいボリューム感でした。
創業40年!いまは親子で営む「トムヤムナーデーン」
印象的なのは店頭で麺を湯がいている店主の姿。
ひっきりなしに入るオーダーをこなすため、休むことなく体を動かしています。
僕は店主の許可をいただき撮影をしつつ、創業年数をうかがってみました。
「創業して40年だよ」
職人っぽいのでかなりビビりながら聞いたんですが、優しく答えていただいたので安堵w
奥には息子さんもいて、僕のつたないタイ語を店主に伝えてくださっていました。
現在は親子でお店を営んでいる『トムヤムナーデーン』。
MRTラマ9世駅からだと少し歩かなければなりませんが、この辺りを散策することがあれば寄ってみてください。
お店情報
トムヤムナーデーン/ต้มยำหน้าแดง
TEL:0813082292
OPEN:10:00-17:00(火曜日休み)