3週間ほど前、Facebook経由でNHKバンコク支局の方から取材依頼のご連絡がありました。
ご担当者いわく、NHK BS1「国際報道」という番組内で屋台などのタイ飯屋を取り上げたくネットで検索していたところ、「激旨!タイ食堂」にヒットしたそうです。
連絡の主旨は、私が紹介するお店を番組で取り上げたいというご相談でした。
「激旨!タイ食堂」は運営を始めてちょうど1年ほどが経ち、読者の方々と食事に行ったり主催したオフ会での出会いがありましたが、メディアの方からご連絡をいただいたのは初めてです。
連絡があった翌日、NHKバンコク支局のお2人とお会いして打ち合わせ。
これまでブログで取り上げたことがないお店を紹介するだけではなく、私がそのお店へとナビゲートし実際に食し感想を述べたり、ブログを始めたキッカケなども話すということに…。
私は目立ちたがりでもないですし、テレビに出たい!なんていう願望は皆無に等しい。
口下手ですし、どちらかといえばテレビ出演などは苦手な部類なんです。
とはいえ出演すれば多少なりともブログの宣伝にもなるだろうと、撮影内容に快諾し、取材当日を迎えました。
自家製ルークチンプラーが評判の店へ
「国際報道」内で今まで取り上げたことがあるのは、ガパオライスの屋台なんだとか。
ガパオ以外でタイを代表するような屋台飯。
カオマンガイ、パッタイ、ぶっかけ飯などなど。
いろんなメニューが浮かんだ中、私が選んだのはクイッティアオです。
ブログ内で取り上げたことがなく評判の高い店。
クロントゥーイ市場の裏手にいつ見ても混雑しているクイッティアオ屋があり、ネット上でも評価されていたのでこのお店にしました。
『タンブンルーロー ルークチンプラー(ต.รุ่งโรจน์ ลูกชิ้นปลา)』です。
NHKの方が事前に電話でアポを取ってくれていたようなんですが、お店からは
「お昼の時間帯は忙しいので14時ごろにしてもらいたい」
と言われたそうな。
1日でもっとも忙しい時間帯でしょうし、取材に対応することができないでしょう。
私たちが来店したのはお店の指定通り14時ごろでした。
それでも空いているテーブル席はわずかしかなく、この店がどれほど繁盛しているか分かっていただけると思います。
店名にあるようにルークチンプラー(魚のすり身)が評判高く、いろんなタイプのルークチンプラーが店頭に並んでいます。
これらのほとんどが自家製なんだとか!
毎朝1000個のルークチンプラーを作る!
極上と呼ばれるルークチンプラーが盛られたクイッティアオ。
ほとんどのお客さんがピセー(大盛り)を注文しているようで、私たちもそれにならってピセー!
食感、味わいなど、種類によって異なるルークチンプラーは、魚の風味がしっかりしていて、クイッティアオを食べているというよりルークチンプラーを味わっているといったほうがいいのかも。
それほどルークチンプラーの存在感が濃いクイッティアオです。
NHKのスタッフの方々はクイッティアオを撮影したり、他のお客さんにインタビューするなど大忙し。
私も併行してお店取材&写真撮影をしながら、店主の方にもお話しをお伺いしました。
「創業してからは3〜40年ぐらいかな。毎日600kgの魚を使って1000個のルークチンプラーを作っているわよ」
自家製ルークチンプラーは別の場所で毎朝作ってお店へ運んでくるそうです。
そして驚いたことに、お店はここだけではなくベーリンなど他2店舗を構えているのだとか。
ダイエットを考えている方なら、ルークチンプラーダイエットなんてどうでしょう。
魚のすり身ですからカロリーも低いし、炭水化物を控えている方ならクイッティアオではなくルークチンプラーだけの盛り合わせも注文することが出来ます。
これいいアイディアだと思うんですけど、どう思いますか?
女性従業員の頬に白い粉が…
さてさて、取材も終盤。
従業員の女の子たちの撮影に入ったときです。
従業員の中に、ほっぺに白い粉を塗った女の子がちらほらり。
”タナカ”と呼ばれるミャンマー人特有のおしろいのようです。
顔立ちもタイ人っぽくはないので店主に聞くと、女性従業員のほとんどがミャンマー人。
なるほど、可愛い顔立ちをした子もいるいる。
ルークチンプラーも美味しいけど、ミャンマー人従業員に会うために来店している男性客もいるんじゃなかろうか…。
なんて話で盛り上がりながら取材は無事終了。
この取材の模様は6月29日のNHK BS1『国際報道』で放映されたようです。
私は観れませんでしたので、観た方おられましたか?
【SHOP DATA】
「タンブンルンロー ルークチンプラー(ต.รุ่งโรจน์ ลูกชิ้นปลา)」
TEL:02-249-2971
OPEN:8:00-17:00(無休)
PRICE:クイッティアオ ルークチンプラー35B、(大)40B