日本でマッサマンカレーがブームになったのはもう数年前になります。
インスタントヌードルなどでマッサマンカレー味が登場するなど、マッサマンブーブの加熱っぷりは目を見張るものでした。いまでもマッサマンカレーを求めバンコクを徘徊している人はいるんでしょうか。このブログでも何店舗か紹介しましたが、まだどこかにないものかと探していたら、チャオプラヤー川のすぐそばで見つけました。なんとイスラム料理店です!
フルーティーな甘みのマッサマンカレー
場所はチャオプラヤー川の近く。目の前にはSANTI CHAI PRAKAN PARKという公園や、PHRA SUMEN FORT (プラ スメン砦)といった見どころ(?)があります。
戦力とした老舗店です。「激旨!タイ食堂」と名乗っておきながらのイスラム料理店。マッサマンカレーを追いかけた結果であるので、本来であれば範疇外であるジャンルですがお許し下さい。川近くということもありアクセスは容易ではありませんが、インターネット上の日本語のサイトでは記事で紹介されているほどの有名店です。こじんまりとした可愛いお店で、来店しているのは女性客が目立ちます。
「Roti Mtaba」は創業70年で、店名通り「ロティ」と「マタバ」を主戦力メニューとしたムスリム系料理を置いている老舗です。
マッサマンカレーはフルーティーな甘さが際立つ味付け。私の好みはさほど甘くないマッサマンが好きなので、これはちょっと甘過ぎるかなと。ビリヤニはほんのりとスパイシーで、はらりと崩れるご飯のパラパラ感が絶妙。マトンには臭みがなく、この組み合わせは一般的なタイ料理では味わえないタッグです。
人生初のマタバを実食!
この2品で私の胃袋は十分満たされたのですが、「ロティ」と「マタバ」をウリにしている店に来て、どちらも食さず去ってしまうのも躊躇われチキンマタバをオーダー。さほどボリュームがなく、これならペロリと食べられそうなサイズです。
ロティとは小麦粉を使ったパンに似たもので、インドやパキスタンで食されている料理。お菓子と呼ぶのがいいのかどうなのか。このロティに具を詰めたものをマタバと呼ぶそうです。私はオーダーしたのはチキンマタバ。ほんのりとした甘みがあり、モチモチとした食感が楽しめ、中の具材も旨い。これだけを食べに来てもいいんじゃないでしょうか。特に女性にはウケそうです。いや、ゼッタイにウケるでしょう!
ロティやマタバ、マッサマンカレーだけではなく、カレーも他に何種類かあるので、川から流れる風を感じながらイスラム料理を楽しんでください。
【SHOP DATA】
「Roti Mataba(โรตี มะตะบะ )」
TEL:02-282-21119,02-629-2612
OPEN:9:00-22:00(月曜日休み)
ADDRESS:136 Phra Ar-Thit Road,Chana-Songkhram,Phra Nakhon,Bangkok 10200 Thailand
PRICE:チキンマッサマン 50B、マトン ビリヤニ 115B、チキンマタバ 39B
WEB SITE:http://www.roti-mataba.net/