プロンポンという地区にはときおり出掛けるけれども、いまだに「エムクオーティエ(EmQuartier)」にも入ったことがなければ、オシャレな店にも足を運ばずに、ただただタイ料理屋ばかりを探している時代遅れです。
オシャレな店があちこちに出現し、ハイソなタイ人や日本人駐妻たちの遊び場のような地区ですが、目立たなくとも地道に旨い飯を提供し、しっかりと常連の胃袋を掴んでいるタイ飯屋があるんです。
カオマンガイ屋「ヘンヘン カオマンガイ」もその一店舗。
親子3人で秀逸なカオマンガイを生み出す
BTSプロンポン駅を降りたすぐ、ショッピングモール『The Emporium(エンポリアム)』至近の歩道の一角で屋台を組み、路上にテーブルを出して営業している、一見するとどこにでもあるカオマンガイ屋ですが、どこにでもあるカオマンガイ屋と異なる点は客数。ピーク時間帯になると歩道を占拠するような行列ができる人気店なのです。
鶏をさばくのは従業員と店主の2人。
ピンクのシャツを着た男性が店主です。そしてこちらが奥さん。
写真を撮っていませんが、客の対応をしているのは娘さんです。親子3人で世に送り出すカオマンガイは行列を生み、タイ人たちの舌を唸らせているのだから興味津々。
こちらが35バーツのカオマンガイです。チムはさほど辛くなくあっさりしており絶妙な味わい。
そしてなにより鶏肉の弾力が素晴らしい。チムがなくとも鶏肉とご飯の旨みだけで食べられるカオマンガイです。
ふとスクンビット通りに目をやると、バイクの上にちょこんと座った猫の姿が。ヒモが付けられているということは、誰かの飼い猫で、カオマンガイを食べている間、盗人からバイクを守るために監視の目を光らせているのでしょう。
創業13年の『ヘンヘンカオマンガイ』。ここにはハイソなタイ人も、エレガントな駐妻もいませんんが、確たる“本物”の店が、地道にこつこつと逸品を提供していました。
【SHOP DATA】
「ヘンヘンカオマンガイ(เฮง เฮง ข้าวมันไก่ตอน)」
TEL:089-888-0282
OPEN:17:00-21:00
ADDRESS:ถนนสุขุมวิท (ขุมวิท 24 ด้านหน้าห้างเอ็มโพเรียม) คลองเตย , คลองเตย , กรุงเทพมหานคร 10110
PRICE:カオマンガイ35B (大)40B