タイに4年も住んでいるうえ、末席ながらこのようなブログを運営しているにもかかわらず、私はいままでこの店に一度も訪れたことがありませんでした。
カオマンガイ好きなら必ず来店する、ピンクのカオマンガイこと「ガイトーン プラトゥーナム」です。
日本国内に3店舗を展開するピンクのカオマンガイ
2014年7月に東京・渋谷に日本初出店。
同年の12月には福岡県。
今年2015年6月には大阪に出店し日本では3店舗を展開している、バンコクでもっとも有名かつ人気のカオマンガイ屋です。
混雑を避けて朝10時に来店
それほど有名なのに私が訪れなかったのは、“有名過ぎる”ことが理由です。いついっても混雑していて、ゆっくり食べられないイメージがありました。
それならば他の旨いカオマンガイ屋で、ゆっくり味わいながら食べたい。
もう1つの理由は、超有名店よりも誰も知らない穴場を探すことに情熱を注ぐ傾向にあることもあります。
そんなことを言いながらもいつかは行かなければならないと思っていたのは確かです。
そしてついに行ってまいりました!
私は来店したのは朝10時。
スタッフ全員がピンクのポロシャツを着用
朝食と昼食の間を狙って訪れたので、お客さんの数は少なく混雑しているほどではありません。「ガイトーン プラトゥーナム」に付けられている通称は"ピンクのカオマンガイ”。
従業員全員がピンクのポロシャツを着ていることから、そう名付けられています。
店頭ではピンクのシャツを着た従業員が指導を受け、熱心に鶏をさばいていました。
「ガイトーン プラトゥーナム」のカオマンガイは一皿40バーツ。
ご飯の炊き具合、鶏の旨さ、独特な味わいのチム(付けダレ)。
さすがバンコク屈指のカオマンガイ店と呼ばれるだけのことはあります。
もっとも印象深かったのはチム。この日、店頭に立っていたオーナーの妹であるマネージャーのトイさんに話しを伺うと、当然といえば当然ですが、チムの作り方にはかなりこだわりを持っていると話してくれました。
トイさんの話しを聞いているときに、従業員が大きな鍋を開けて取り出したスープ。
旨そうなスープが並べられていているもんだから、私が飢えた子どものようにじ〜っと眺めているとトイさんが薦めてくれました。それほど物欲しそうな目をしていたんでしょう。
従業員が持ってきてくれたのは、熱々の陶器に入れられたスープ。長時間かけて煮込まれたであろう苦瓜は、箸でつかむとほろりと崩れる柔らかさ。
スープは、優しさを煮詰めた高濃度の旨み。
これはほんとに美味しい。
旨いカオマンガイ屋には旨いサブメニューがあると思っているのですが、「ガイトーン プラトゥーナム」は苦瓜スープがそれでしょう。
食べ終わり、スタッフの女の子と話していたら、着用しているピンクのポロシャツが気になり始めました。
「このポロシャツは売っているの?」
「これは従業員だけにしか売ってないの」
私がオーナーなら金儲けに目がくらみ、500バーツぐらいでこのポロシャツを売っちゃうんだろうな…。
【SHOP DATA】
「ガイトーン プラトゥーナム(ไก่ตอนประตูน้ำ)」
TEL:02-252-6325
OPEN:6:00-14:00,17:00-14:00
ADDRESS:Soi Petchaburi30,New Petchaburi Road,Makkasan,Rachtevee,Bangkok
PRICE:カオマンガイ40B、鶏肉のみ60-120B、苦瓜スープ(マラスープ)40B