最近、クイッティアオの記事を書いていないなぁと思い、ブログを振り返ってみました。
すると、前回のクイッティアオの記事は2023年12月27日なので、およそ1年前。
1年もクイッティアオについて書いていないことに気づき、愕然としました。
久しぶりのクイッティアオはどこにするか。
そういえば、数年前からチェックしていた店があった。
牛肉クイッティアオの食堂なんですが、他とは異なり少し珍しいお店です。
メンチャイの牛肉麺食堂【クイッティアオヌア メンチャイ】
牛肉クイッティアオといえば、「クイッティアオヌアトゥン」と呼ばれる煮込み牛肉のクイッティアオが主流です。
モーファイ鍋で有名な『ヘンチュンセン』なんかも、クイッティアオヌアトゥンのジャンルに入ります。
トッピングには煮込んだ牛肉やモツを入れ、スープには中華ハーブを使い、独特の風味を出しているのがクイッティアオヌアトゥンの特徴。
ところが、数年前からチェックしていた『クイッティアオヌア メンチャイ』では、牛肉を使いつつも、スープには中華ハーブなどを使わないクリアスープという。
いわゆる、クイッティアオナムサイ(ก๋วยเตี๋ยวน้ำใส)の一つでしょう。
場所は、ホイクワンの西にあるメンチャイというエリアです。
創業して30年以上という【クイッティアオヌア メンチャイ】
最寄駅で言うとMRTホイクワン駅ですが、Google Mapで距離を測ってみたところおよそ2.3km。
徒歩だと30分以上はかかるので、果たして「最寄駅」と表現してよいのかは微妙です。
外観を見るとどこにでもあるような食堂のよう。
1つだけ他店と一線を画しているのは、店内が緑一色で統一されている点です。
麺料理屋の内壁に、これだけ緑をふんだんに使っている店舗は希少かもしれません。
まず注文したのは、スープ有りのクイッティアオヌア。
麺はセンレックを選びました。
透き通ったスープに、火を通した牛の各部位が添えられている。
ネギをパラパラと遇らい、揚げニンニクがちょっとしたアクセントになっています。
スープに「味の素」の風味が目立っているのはよくあることですが、揚げニンニクの風味が個性的でイイ。
牛肉は煮込んでいないため、クリアスープによく合う。
ナムサイのスープは、途中で味変をキメるのが楽しみの一つ。
唐辛子やお酢、ナムプラーを、自分の感覚だけを頼りに入れていきます。
量もそれほど多くなく、あっさりとしたスープの牛肉クイッティアオだけに、味変をしたら瞬く間に完食。
食べ終わった私は他のテーブルを観察してみると、みなさん、テーブルの上に丼が2つ乗っているではありませんか。
なるほど。
『クイッティアオヌア メンチャイ』では、1人で2杯食べるのがデフォなのか。
自分勝手にそのような判断を下した私は、2皿目としてスープ無しのセンミー(ビーフン)を迎え入れました。
スープ無しはシーユーダムで味付けがされていますが、色合いほどしっかりとした味がついているわけではないので、ここでも酢やナムプラーをおお好みで投入していきます。
柔らかい牛肉と、調味料が絡んだセンミー。
こちらも瞬く間に平らげてしまいました。
帰る間際、厨房に立つ若い男性に写真撮影の許可を得るとともに、お店について伺いました。
「創業してからは30年、いや30年以上ですね」
現在の店主はきっと2代目なのでしょう。
強豪ひしめくメンチャイ地区で30年以上、家族で守り抜いてきた牛肉クイッティアオ。
優しさがたくさん入った一杯でした。
店名 | クイッティアオヌア メンチャイ/ก๋วยเตี๋ยวเนื้อเหม่งจ๋าย |
営業時間 | 022743742 |
定休日 | 基本無休 |
Google Map | https://maps.app.goo.gl/ff2ij1mkpwfoFTbZ8 |