辛くなく、日本人でも食べやすいタイ料理のひとつにカームーがあります。
とろとろになるまで煮込んだ豚足のことで、ご飯に乗せた「カオカームー」が一般的です。
屋台や食堂まで、バンコクなら街のいたるところに専門店があり、私が住んでいる近くのタノンチャン18/7には3軒もカオカームー食堂が営業している激戦区。
このサイトで取り上げたことはありませんが、生粋のカオカームー好きならぜひ訪れてもらいたい通りです。
カームーをトッピングするのはご飯。そういった固定概念が凝り固まりつつある私に、衝撃たる一品を見せつけてくれたのは、『ジェーポーン ランルートシン』という食堂でした。
クイッティアオ屋にカームー有り!
BTSサパーンタクシン駅から徒歩5分ほどの場所に立地する『ジャイポーンランラッドシン』。
私はこの界隈をかなり知り尽くしていると思っていたのですが、この食堂は見逃していました。
『ジェーポーン ランルートシン』はアヒル肉とカームーをウリにした食堂で、朝早くから満席になることも珍しくありません。
一見するとなんてことのないクイッティアオ食堂ですが、他にはないとあるメニューが話題となり、テレビや雑誌で取り上げられたことのある名店だったんです。
とあるメニューとは、豚足をトッピングしたクイッティアオ!
私はこれまで無数のクイッティアオ屋へ取材に行きましたが、一度たりとも見たことがありません。
これは食わねば!
巨大な豚足が入ったクイッティアオ登場
軒先ではボイルした豚足が山積みにされており、豚足好きの胃袋をきゅんきゅんと刺激してくれる。
店主の女性は麺を茹で、スープを注ぎ、最後には巨大豚足をどかーんとトッピング。大きな豚足にも驚かされますが、器もデカイ!
通常のクイッティアオの1.5倍はありそうなサイズです。
とろとろに仕上げられたカームーは咀嚼の必要がほとんどないほど柔らかで、味はしっかりと染み込み、一口頬張るだけで嘆息。
巨大豚足の他にもう1点、長ネギがトッピングされていることも特筆しておきたい特徴です。
豚足を乗せたクイッティアオも珍しいですが、長ネギをトッピングしているクイッティアオも稀有といっていいでしょう。
煮込まれた豚足に長ネギ。
私はこのコンビネーションにやられ、巨大サイズの豚足入りクイッティアオをいとも簡単に完食してしまいました。
ついでにアヒル肉のクイッティアオも完食!
「創業して何年かしらねー」
私が取材で来たことを伝えると、女性店主は一気にテンションアップ。
「アヒルの調理がもうすぐ終わるから、座って待ってて!」
大きな寸胴で煮込んでいるアヒル肉が10分ほどで完了するので、それも写真に撮ってほしいというわけです。
10分待って撮影したアヒル肉がこちら! 4時間ほど煮込んでいると言います。
「創業して何年?長いことやってるわよ。息子が大学を卒業したからねー」
息子の大学卒業と創業年数に関連があるとしたら、20年以上は営業していることになります。
店舗自体は小さく店内にはテーブルが3席ほどしか置けないため、隣の路地にもテーブルを並べているのですが、お客さんたちがここでクイッティアオを食している光景はまさにタイランド。
店内よりも路地をおすすめします。
『ジェーポーンランルートシン』の全メニュー
『ジェーポーン ランルートシン』にはアヒル肉や豚足クイッティアオのほかにもメニューがあります。
タイ語表記しかありませんので、以下を参考にしてください。
クイッティアオ ペット チャームトー/ก๋วยเตี๋ยวเป็ดชามโต 60 บาท
クイッティアオ カームー チャームトー/ก๋วยเตี๋ยวขาหมูชามโต 60 บาท
カオカームー(豚足ご飯乗せ)/ข้าวขาหมู 50 บาท
カーキ(豚足の足先)/คากิ 60 บาท
カージャック(豚足の太もも)/คาจัก 60 บาท
ガオラオペット(アヒル肉スープ)/เกาเหลาเป็ด 60 บาท
カオプラーオ(白ご飯)/ข้าวเปล่า 10 บาท
カオナーペット(アヒル肉乗せご飯)/ข้าวหน้าเป็ด 70 บาท
店名j | ジェーポーン ランルートシン/เจ้พร หลังเลิดสิน |
営業時間 | 07:00-15:00 |
定休日 | 不定で日曜日休み |
Google Map | https://goo.gl/maps/zUGhqHwJQmKabgMt8 |
https://www.facebook.com/JPLERDSIN |