タイ旅行の目的の一つに、カオマンガイ食べ歩きを掲げている方も少なくないでしょう。
本ブログでは以前、そういった方々に向け、「バンコクで行っておきたいカオマンガイ14店舗」という記事を公開しました。
有名店から超ローカル店まで、私だからこそ取り上げることができた14店舗だと思います。
今回のカオマンガイ特集は、個性派ばかりを集めて1本の記事にしました。
各店がこだわった個性的なカオマンガイばかりを取り上げましたので、「バンコク カオマンガイ おすすめ」を探している方は、ぜひ参考にしてください!
目次
元祖個性派!?4種盛りの【ジュブジュブカオマンガイ】
個性派カオマンガイの1店舗目として紹介するのは、『ジュブジュブカオマンガイ』。
BTSアーリー駅から徒歩数分にある同店は、女性店主のジュブが営むカオマンガイ専門店です。


ガイドブックなどでも取り上げられることもしばしば。
それほど人気を博すようになったのは、彼女が考案した4種盛りカオマンガイです。

卓に4つのミニカオマンガイが盛られた、オリジナルの一皿。
一つは蒸し鶏で、一つは揚げ鶏のガイトート。


この2つは定番ですが、ここからが彼女の本領発揮です。
他の一つは照り焼きチキンで、もう一つが揚げた鶏肉をイサーン風にアレンジしたガイセープ。


これだけ豪華なカオマンガイで、価格はなんと100バーツ!
駅近でコスパ良し、しかも店主のジュブさんは日本語が話せて愛嬌あり。
来店の際はぜひ話しかけてみてください。
店名 | ジュブジュブカオマンガイ/จุ๊บ จุ๊บ ข้าวมันไก่ |
営業時間 | 06:00-14:00 |
定休日 | 日曜日 |
Googleマップ | https://maps.app.goo.gl/Esp9VyB1JbDNRrtd8 |
新進気鋭のカオマンガイ!【Hoong】
シーロム地区で営む『Hoong』は、BTSチョンノンシー駅が最寄り。
分かりづらい立地のうえ、店内に設けられているのは5席というこぢんまりとした店舗ですが、ここ数年、カオマンガイフリークの日本人から人気を博している新進気鋭のカオマンガイ店です。

『Hoong』の特徴はまず、カオマンガイにスープをかけるというスタイル。
カオマンガイが運ばれてくると、スタッフはおもむろに熱々のスープをかけていきます。
『Hoong』が考案したこのスープは、ほんのりととろみがあり、優しい鶏の風味が味わえ名脇役的な存在!

続いては鶏肉。
低温調理で仕上げれらた鶏肉は驚くほど柔らかく、とろけるような食感に打ち震えます。

さらに特筆したいのは、揚げた鶏肉のガイトート。
サクサク感に富んだ衣が素晴らしく、唐揚げ好きとしては満点を付けたい仕上がりです。

これらの鶏肉を、3種のナムチムで楽しめるのが『Hoong』のオリジナリティでもあります。
シーロムで新進気鋭のカオマンガイをどうぞ。
店名 | Hoong/หุง |
営業時間 | 09:30-20:00 |
定休日 | 基本無休 |
Googleマップ | https://maps.app.goo.gl/Fc6LWCu8dyJUrqCM6 |
本場ヤワラートで絶賛【タンボカオマンガイ ヤワラート】
強豪店がひしめくヤワラートに出店した『タンボカオマンガイ ヤワラート』。
ヤワラート通り沿いという好立地にあり、赤い看板を掲げているので、すぐに見つけられるでしょう。

テーブル上にメニューはなく、壁に掲げられたものを確認し、QRを読み込んで注文するシステムです。

カオマンガイは2種類あり、ひとつは一般的なもので、もうひとつはシンガポールチキンライス。
シンガポールチキンライスは鶏肉とご飯が別々に盛られ、ナムチムも異なっています。


ご飯はどちらも味付けは同じ。
一口いただくと、鶏出汁やニンニク、生姜などの風味が鼻腔を抜け、仕上がりの素晴らしさを実感します。
そして両タイプとも特筆しておきたいのは、蒸し鶏の柔らかさ。
カオマンガイの揚げた鶏肉は衣のサクサク感に富み、しかもジューシー。
強豪ひしめくヤワラートで、勝負を仕掛けたカオマンガイは必食です。
店名 | タンボカオマンガイ ヤワラート/ตั๋นโบข้าวมันไก่เยาวราช |
営業時間 | 07:00-23:00 |
定休日 | 基本無休 |
Googleマップ | https://maps.app.goo.gl/hrmbgNJvtYMydAwz6 |
有名俳優が立ち上げた【3ピーノンカオマンガイ】
私の知人が初めてタイを訪れることになったのは、BLドラマがきっかけでした。
その彼女から教えてもらったのが『3ピーノンカオマンガイ』。
タイの俳優3人で共同経営しているので『3ピーノン(3兄弟)』という店名が付けられたそうです。
立地しているのはラチャダーの『THE STREET』1階。

俳優とはKrist Perawatさん、Toptap Jirakitさん、Wave Khooさんの3名。
Kristsさんは日本でも放映されたBLドラマ『SOTUS』や『I’m Tee Me Too』という作品に出演しているといいます。

そんな『3ピーノンカオマンガイ』の個性派な一皿とは、3種盛りカオマンガイ。
蒸し鶏と揚げ鶏、そしてガイセープの3種です。

使っている鶏肉にはこだわりがあり、抗生物質や成長促進剤などを使用せず育てた「S-pure」のものだけを使用。

ご飯にもこだわり、使っているのは高級ジャスミンライスや赤玄米。
俳優としての人気だけで運営しているのではなく、こだわりのカオマンガイを提供しているお店であることがうかがえます。
ナムチムにもこだわりがあり、用意しているのは3ヶ国のレシピ。
タイのナムチムタオチオ(大豆調味料)、香港のナムチムキンホーム(生姜ベース)、シンガポールのナムチムプリックパン(チリディップソース)です。

最寄駅はMRTタイカルチャーセンター駅かホイクワン駅のどちらか。
駅からそれほど遠くないので、土地勘がなくてもアクセスしやすい立地です。
店名 | 3ピーノンカオマンガイ/ข้าวมันไก่ 3 พี่น้อง |
営業時間 | 11:00-21:00 |
定休日 | 基本無休 |
Googleマップ | https://maps.app.goo.gl/VXeKdoxDxnkTp87d8 |
タイ南部から地鶏を直送【ベートン・チキンライス】
店舗の正式名称は『カオマンガイベートン チャンジアイー(ข้าวมันไก่เบตง จางเจียหยี)』。
BTSアーリー駅から北へ徒歩10分ほどに立地し、2020年ごろに創業したカオマンガイ専門店です。

そもそもベートンという街は中国から移り住んだ華僑が多く、『ベートンチキンライス』の創業者もそのひとり。
使用している鶏は、6ヶ月間ほど自然飼育された地鶏だけを提供する、強いこだわりを持っています。
そのこだわりは店舗設計にも表れています。


木製の盆で提供されるカオマンガイは、シンガポールチキンライスのスタイルで、洗練された盛り付けが目にも嬉しい一皿です。

卓上に用意されている付けダレ(ナムチム)は3種。
タオチオ(大豆調味料)を使ったベーシックなもの、爽やかな酸味があるナムチム、そしてニラをたっぷりと使った珍しいものまであります。

まずは鶏肉を一口。
地鶏特有の弾力が豊かで、噛むほどに鶏肉のテイストが口の中に広がるのは、こだわって厳選したベートン鶏だからこそ。
茶碗に盛られたご飯は、一見すると強い味付けのように映りますが、主役であるベートン鶏の魅力を引き立てるよう、絶妙な風味に仕上がっています。

ちなみに、『ベートンチキンライス』ではシンハーやアサヒ、青島ビールもあるので、絶品料理の数々と共にどうぞ!

店名 | ベートン・チキンライス/ข้าวมันไก่เบตง จางเจียหยี |
営業時間 | 10:00-21:30 |
定休日 | 基本無休 |
Googleマップ | https://maps.app.goo.gl/2WPLCXWpyimqjLym8 |
トンローの老舗カオマンガイ【ブーン トン キアット】
ローカルな食堂が少なくなってきたトンロー通りですが、その中で個人的に気に入っている店があります。
それが『ブーントンキアット(Boon Tong Kiat)』。


ここはカオマンガイ屋とは思えないほどメニュー数が多い!
カリカリ豚のムーグローブや、ローストダックがあったり、麺類や炒め物と、カオマンガイ屋の域を超えた料理数です。
そんな『ブーン トン キアット』の個性はカオマンガイは、ムーグローブやローストダックもトッピングした、スペシャルな3種盛り。
他カオマンガイ屋で見たことのない、前代未聞の一皿といっていいでしょう。



オールスター勢揃いといった一皿。
私が愛してやまないムーグローブはカリカリ感が富んでいて、ローストダックの香りも素晴らしい。
鶏肉のぷりぷり感、そしてニンニクの香りをまとったご飯も秀逸!
長年、さまざまな店を取材してきましたが、こんな贅沢なカオマンガイは見たことがありません。
店名 | ブーン トン キアット/ข้าวมันไก่ บุญตงเกียรติ |
営業時間 | 09:00-21:00 |
定休日 | 基本無休 |
Googleマップ | https://maps.app.goo.gl/xRR4fpWqVTPznpPk6 |
個性派カオマンガイはYouTubeでも公開!
本記事では個性派カオマンガイを提供する6店舗を取り上げました。
ノーマルのカオマンガイもいいけど、たまには変わったカオマンガイを食べてみたいなら、来店してもらいたい店ばかりです。
私が運営しているYouTubeチャンネルでは、全6店舗を動画でも紹介しています。
本記事と併せてご覧いただくと、店舗の雰囲気や、それぞれのカオマンガイの魅力がより伝わると思います。
こちらもぜひご覧ください。