[料理名]クイッティアオ(タイラーメン)

タリンチャン水上マーケット前で20年以上 牛肉のクイッティアオ|タリンチャン ロッドデッド

2017-08-30

バンコクから日帰りで行ける水上マーケットで有名なのは、アンパワーやダムヌンアサドゥアック水上マーケットの2つではないでしょうか。
ただ、この2つは日帰りで行けるとはいえ、バンコク都内ではありません。
バンコク都内で中心部からもっとも近く、名の知られた水上市場といえばタリンチャン水上マーケット(Taling Chan Floating Market)でしょう。
アソークあたりからタクシーで向かったとしても、300バーツ出せばお釣りが返ってくると思います。

タリンチャン水上マーケットの入り口

旅行者にとっては至便な水上マーケットですが、アンパワーなどの有名どころに比べると規模がかなり小さく、アンパワーほどの規模を想像して訪れたなら「ガッカリ感」もしくは「騙された感」に苛まれますので、その辺りは覚悟して来訪したほうがよろしいでしょう。
タリンチャン水上マーケットについてはTRIPULLの記事で紹介しています。

さて、本記事で紹介するのはタリンチャン水上マーケット内の店ではなく、出入り口の近く、三叉路の交差点で営業するクイッティアオ食堂です。

旨い雰囲気がむんむん放出されている『タリンチャン ロッドデッド(ตลิ่งชันรสเด็ด)』

タリンチャンロッドテッド/ตลิ่งชันรสเด็ด

具材を見ると牛肉や内臓が並んでいる。

「全部入れてねー。麺はセンレックで」

私はオーダーを終えるとテーブル席へと着き、店内を眺めてみました。
壁の隅っこに目をやると、日本語で何かが書かれた小汚い紙が貼られている。
何が書いてあるのかと近づいてみたら、ネット上で掲載された店のレビューをプリントしたものでした。

美味しいんですわ
とっても
凄んごく
ビックリする位!



貼ってからきっと何年も経過したのでしょう。紙は劣化し、使用しているセロハンテープも黒ずんでいる。
文章自体は凡庸で豊富な語彙が使われているわけではないですが、ストレートかつダイレクトに気持ちが述べられていて、食べた時に受けた衝撃が十分伝わってきます。
よっぽど感動したんだろうなぁ。

私が提案する牛肉クイッティアオの食し方

さきほどの張り紙を撮っているとクイッティアオが運ばれてきました。
牛の各部位が入ったクイッティアオ・センレックです。
美しいスープや丼から放たれる雰囲気から、食べずとも旨いだろうと察知させてくれます。
スープを一口。
若い男性が調味料を持ってきてくれましたが、スープにはほどよいコクと深みがありこのままで十分。
調味料をスープに入れることはしませんでしたが、この調味料を小皿で混ぜ合わせ牛肉を付けて食べると旨い!

この食べ方は、モーファイ鍋に習ったものです。
タイ人がこのように牛肉のクイッティアオを食するのかどうかは分かりませんし、私自身初めて試みた方法でしたが、イケます!

『タリンチャンロッドテッド』の味は代々引き継がれていく

「うちは創業して20年以上。あの張り紙? 日本人客が持ってきてくれたんだ」



張り紙のことを教えてくれたのは店主のウィタヤーさん。
プリントアウトしてわざわざタリンチャン水上マーケットまで持ってきてくれたのだから、よほど感動したのでしょう。
『タリンチャンロッドテッド』を切り盛りしているのはウィタヤーさんと、彼の息子2人です。
こんなにも若い2人が継いでくれる『タリンチャンロッドテッド』。
これからも水上マーケットへ訪れる人々の味覚を喜ばせ、日本人旅行者を感動させたように、世界各地で絶賛レビューが書き込まれるでしょう。

店名タリンチャンロッドテッド/ตลิ่งชันรสเด็ด
営業時間7:00-15:00
定休日火曜日
Google Maphttps://goo.gl/maps/VmyxnP59RfXptaf26

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