そうめんに似た「カノムジーン(ขนมจีน)」という麺。
米から作られた麺で、クイッティアオに使われる米麺とは異なり、製法は押し出し式である点が特徴です。
北タイ料理だとカノムジーンナムニャオに、イサーン料理ならタムスア(ขนมจีน)、タイ南部料理ならカノムジーンナムヤープー(ขนมจีนน้ำยาปู)など幅広い料理に使われており、その利用範囲の広さがうかがえます。
目次
スワンナプーム空港近く、南部料理のぶっかけ飯屋【ロイジャン カオゲーンプーケット】
守備範囲の広い麺でありながら、クイッティアオやパッタイほど注目されることなく、ひっそりと存在感を保っている印象のカノムジーン。
この麺を、自家製で出している店があると知り、私はエアポートリンクに乗車。
スワンナプーム空港近くのラックラバン駅へと降り立ちました。
自家製カノムジーンを提供しているのは『ロイジャン カオゲーンプーケット(หร่อยจัง ข้าวแกงภูเก็ต)』。
ラックラバン駅から1kmほどの場所で営業している、タイ南部料理のカオゲーン(ぶっかけ飯)屋です。



バンコク中心部から向かうとなると、空港へ向かうぐらいの気合いが必要ですが、スワンナプーム空港近くに宿泊しているなら、それほど苦労なく訪れることができるでしょう。
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人生初の自家製カノムジーン!4
私が店舗へ訪れたのは朝の8時半。
ほんとうは昼前に来店したかったのですが、アポイントの段階で「昼前は忙しいから8時にしてほしい」と言われたので、朝からラックラバンへ。
店へ着くと女性店主が笑顔で挨拶していただきました。
「カノムジーンを茹でるところを見せますね」
お湯が沸騰している鍋の前に立つスタッフは、手に持った器具をぐぐっと押していく。
すると、器具から白い液体がお湯に放たれたのですが、これが自家製カノムジーン!


沸騰するお湯の中で縦横無尽に暴れる麺は、十数秒ほどで上げられ、水へと。
水で締めた麺を別のスタッフがくるっと丸め、並べていきます。

このような作業を見たのは初めてだったので、ずっと見入ってしまいました。
濃厚かつ香り高いカノムジーンナムヤープー
自家製麺を使った一品が、カニの身を使ったカノムジーンナムヤープー。


ナムヤープーを麺にかけて一口。
スープは濃厚で香り高く、カニの風味もあり、滑らかな自家製麺との組み合わせはさすがの一品!
バンコクでこれほどレベルの高いカノムジーンナムヤープーは、なかなかないでしょう。
他の料理も秀逸なものばかり!
この店はぶっかけ飯屋なので、カノムジーンナムヤープーだけではなく、ご飯にいくつかおかずを乗せていただこうと思っていました。
ところが……。
店主がおすすめ料理を次々と持ってくる!(笑)
朝からこんなに食べれないよってぐらい運ばれてきて、最終的にはテーブル上「豪華ディナー」の様相を呈するまでにいたりました。
持ってきていただいた料理はこちらです。






どれも店主が推す品ばかり。
来店したのは朝でしたが、がっつりいただきました!
店名 | ロイジャン カオゲーンプーケット/หร่อยจัง ข้าวแกงภูเก็ต |
営業時間 | 06:00-15:00 |
定休日 | 基本無休 |
Googleマップ | https://maps.app.goo.gl/P9XoJexyTqTunPpR6 |