「牛のおちん●んが入ったガオラオを発見」
そんな衝撃的なツイートをぶちかましたのは、バンコクで犬を撮りまくっている渡辺のり子女史。
私はこのツイートを見て即座に反応し、彼女に場所を聞くととある水上マーケットの名前があがりました。
それから数ヶ月。
「牛のおちん●ん」スープは私の記憶から消え去ることはなく、むしろ肥大化。
脳裏にときどきよぎる「牛のおちん●ん」の存在感はどんどん大きくなり、私の性癖を変える危険性まで出てきたので、今年9月後半、ようやくその水上マーケットへと訪れることにしました。
目次
バンコク東郊にあるクワンリアム水上マーケット
渡辺のり子女史が教えてくれたのは『クワンリアム水上マーケット(ตลาดน้ำขวัญเรียม)』です。
バンコク中心部から北東20kmほどの場所で、2012年オープンの比較的新しい水上マーケット。
ここまでの交通手段はタクシーを使い、昼前に彼女と落ち合いました。
市場へ入るとフードコートが広がっていて、いろんな屋台が軒を連ねています。
旨そうな店ばかりですがこれらをスルーし、我々が目的地としている”牛のアレ”をスープにぶち込んでいる『ポウ ティアウ ヘン』へ。
「ほら、ここに書いてるでしょ」
のり子女史が指をさして教えてくれたのは、店前に掲げられた旗。
写真付きのメニューに記載されているのは、日本語も併記された「トゥアディアウ アンディアウ(ตัวเดียวอันเดียว)」です。
さすがに「牛のポコチン」をそのまんま料理名にしているはずもなく、「一頭につき一つだけ」というタイ語をメニュー名にして表現しています。
「牛のポコチン」を食すために、わざわざバンコクの果てまでやってきたのか…。
『激旨!タイ食堂』を運営していなければ、「牛のポコチン」を求めてここまで来ることはきっとなかったでしょう。
私は意を決し、厨房内に立つ店主に注文しました。
ところが店主から返ってきたのは残酷すぎる言葉…。
「今日は無いんだよ」
あぅぅぅ!
牛のポコチンを求めてバンコクの果てまではるばるやって来て、「これから牛のポコチンを食うんだ」と親にも顔向けできないような決心をしたにも関わらず、品切れ!
一頭に一つしかないのは分かるけど、まだ午前中ですよ店主さん…。
この日はノーマルのガオラオを食し、クワンリアム水上マーケットを観光して帰路へつきました。
1ヶ月半後にクワンリアム水上マーケットへリベンジ!
牛のポコチンを求めてクワンリアム水上マーケットへ訪れたのに、品切れによってあえなく撃沈。
水上マーケットだけなら一度訪れればで十分ですが、ポコチン目的だった私は当然ながら不完全燃焼です。
初回に訪れたのが9月25日。
それから90日ほど経った11月某日、私はリベンジを果たすため再びクワンリアム水上マーケットを目指しました。
2度目なので一人でも問題ないのですが、今回も同行することになった渡辺のり子女史。
きっと歴史的瞬間をその目で確認したかったのでしょう。
『ポウ ティアウ ヘン』の厨房に立つのは前回と同じ男性店主のTomさんです。
「今日も仕込みが終わってないから無いんだよ。明日ならあるよ♪」
あぅぅぅぅ!!!
もう一度来たというのにまた品切れっすか!
店主いわく、ポコチンはじっくり煮込まなければならず、今日煮込み始めても提供できるのは明日だと言います。
クワンリアム水上マーケットへ2度訪れる日本人も珍しいでしょうが、目的が牛の陰茎という変質的な動機。
親にどういう風に説明すればいいのだろうか…。
私の事情など知ったこっちゃないといった程で、彼は仕込み前のポコチンを見せながら、お店について話をしてくれました。
「MBKにも支店があるから、そっちに行ってみてください」
まさかの新事実発覚!
前回そのことを言ってくれていれば、2度もクワンリアム水上マーケットへ来る必要なかったですよね、店主さん…。
新事実はそれだけではなく、『ポウ ティアウ ヘン』の本店はここではなくプラカノンにあり、彼は土日だけここで出店し、平日は本店で働いているそうです。
だったらポコチンを求めて本店へ乗り込んでやろうじゃないか。
私の「ポコチン旅」はさらに続くのでした。
クワンリアム水上マーケットへの行き方や詳細
クワンリアム水上マーケットへの行き方などは、旅行メディアTRIPULLで紹介しています。
プラカノン本店で出会えたトゥアディアウ アンディアウ
本店があるのはプラカノン通り沿いで、Soi Pridi16の入り口付近です。
BTSプラカノン駅から1kmほどありますので、徒歩だと15分は見ておいたほうがいいでしょう。
私はといえばバイクでひとっ飛び。
アポイントを入れず来店したので、店主のTomさんは私の顔を見るなりえらい驚きよう。
クアンリアム水上マーケット店と本店の両店に来店した外国人は初めてでしょう。
また、これだけポコチンを求めてバンコクを旅している外国人も初めてだと思います。
プラカノン店へ来店したのが昼時だったためか客席のほとんどは埋まっていて、来店時に空いていたのは1席だけ。
忙しなく働くTomさんは、私の注文を聞くまでもなく土鍋の器にポコチンスープ、じゃなくトゥアディアウ アンディアウを持ってきてくれました。
3ヶ月も要し出会えたトゥアディアウ アンディアウ。
男性性器を眼前にして、しばらく瞑想しておりましたが意を決して実食。
臭みはまったくなく、想像していたよりも柔らかい。
店主が「じっくり煮込まなければ硬いんだ」と言っていましたが、一口食べれば時間をかけて丁寧に煮込まれたのが分かります。
スープは濃いめなのでガオラオならご飯と食すのがいいと思います。
ガオラオのほかクイッティアオとしてもいただけるので、麺希望なら注文時にセンミー(細麺)、センレック(中麺)、センヤイ(太麺)を伝えましょう。 時間をかけて出会えたトゥアディアウ アンディアウだけに歓喜たるやひと塩。
クワンリアム水上マーケットから始まり3ヶ月かかった「ポコチン旅」は、プラカノンで終止符が打たれました。
本文中、何度も「ポコチンが食べたい」という記述をしましたが、決してゲイではありませんので誤解されないようお願いいたします。
『ポウ ティアウ ヘン MBK店』の場所
プラカノン本店とクワンリアム水上マーケット店のほか、『ポウ ティアウ ヘン』はMBKにも出店しています。
本記事をご覧の方はMBK店がもっとも行きやすい店舗でしょう。
場所は6階のフードコートで、店番号はC1。
フードコートを入って左端でお店を構えています。
BTSナショナルスタジアム駅からすぐなので至便ではありますが、本店で60バーツのトゥアディアウ アンディアウがMBK店では100バーツ。
賃料が高いのとMBKは外国人向けのモールなので、本店より高いのは仕方ないでしょう。
なお、メニューに載っている3番がトゥアディアウ アンディアウです。
【SHOP DATA】
「ポウ ティアウ ヘン プラカノン本店(โป่วเทียมเฮง)」
TEL:063-416-5959(Tomさん)
OPEN:7:00-17:00(月・金曜日休み)
ADDRESS:228 Sukhumvit 71 Rd, Khwaeng Phra Khanong Nuea, Khet Watthana, Krung Thep Maha Nakhon 10110
PRICE:トゥアディアウ アンディアウ60B
「ポウ ティアウ ヘン クワンリアム水上マーケット店」
TEL:063-416-5959(Tomさん)
OPEN:7:00-17:00(土日のみ)
「ポウ ティアウ ヘン MBK店」
TEL:063-416-5959(Tomさん)
OPEN:10:00-21:00(無休)