長らくパタヤのお店を取り上げていないと気づき、さていつが最後なのだろうかと調べてみたらなんと2016年8月。2年以上もパタヤから遠のいているうえ、最後に紹介した『ラーン トゥン チェンマイ』は記事内で「オープンしたばかり」と書いてあるけれど、実はすでに閉店しております。
パタヤに行くことは数度あったものの、アテンドによりタイ料理店へ取材に行く時間がないことがほとんどでした。
パタヤからすっかり遠のいておりました激旨!タイ食堂でございますが、今回のパタヤ滞在では少々時間画ありましたので気になっておりました店へと行ってまいりました。
モーファイ鍋のイエンタフォー登場
ノースパタヤロードからパタヤ Sai3を北上いたしますと、以前はガイヤーンの店がありましたが、この店も先の北タイ食堂と同じく閉店。そこからさらに北上したところに、目指していた『パーイエンタフォー』の看板が右手にデカデカと掲げられています。
パタヤでは珍しくイエンタフォー専門店がオープンしていました。
私がオーダーしたのはノーマルのイエンタフォーではなく、鍋に入ったイエンタフォー モーファイです。
1人で食すにはけっこうなサイズですが、無類のイエンタフォーが好きというわけではなく、なぜ鍋にしたかというとモーファイ鍋で出てくるとテンションが上がるという、至極単純な理由です。
私の目の前に置かれたイエンタフォーモーファイ。スタッフが着火。鍋の中央部からめらめらと炎がゆらめき、朱色をした紅腐乳のスープからは湯気が立ちのぼり始める。スープが煮立ってくると地獄鍋のような様相を呈してくるけれど、お味は極楽浄土! 酸味は抑えられていて、深みのある紅腐乳がしっかり味わえます。具材はイカ、空芯菜、ルークチンプラー(魚のつみれ)など。
元来、鍋好きである私にとってモーファイ鍋のイエンタフォーはグッとくるメニューですが、なにぶん量が多い。
これをすべて平らげたら、私の胃袋およそ8割は占められてしまうであろうけれど、せっかく来店したからには一品だけというのはなんだか許せない。
胃袋には少々我慢していただくとして、店が推しているっぽいカオカームーとカオマンガイ、ゴイシーミーをオーダーいたしました。
カオカームー
カームー(豚足)と一緒に煮込んだお豆もトッピングした豚足乗せご飯。私個人的にはもうちょっと煮込んだ柔らかい豚足の方が好きですが、味付けしかり豆のトッピングがいい。味付け卵と厚揚げも添えられています。
カオマンガイ
鶏肉とご飯が別盛りで出てくるので、カオマンガイというより海南チキンライス寄りでしょう。ナムチムが3種ありますが、中央のシーユーダムは一切使いませんでした。
カオマンガイは人気商品で、昼過ぎには品切れになっていることも少なくないのだとか。
ゴイシーミー
『パーイエンタフォー』のメニュー
私がオーダーした他にもクイッティアオなどのメニューがあるようです。全メニューをカタカナ表記しましたのでご参考にどうぞ。
イエンタフォーモーファイ เย็นตาโฟหม้อไฟ 180
イエンタフォー เย็นตาโฟ
タマダー(並)ธรรมดา 50 ピセー(大)พิเศษ 65
バミー /ウンセンイエンタフォー บะหมี่ / วุ้นเส้น เย็นตาโฟ
タマダー(並) ธรรมดา 60 ピセー(大) พิเศษ 70
ガオラオイエンタフォー เกาเหลาเย็นตาโฟ 65
クイッティアオムー ナムサイ ก๊วยเตี๋ยวหมูน้ำใส 50
バミー /ウンセン ナムサイ บะหมี่ / วุ้นเส้น หมูน้ำใส
タマダー(並)ธรรมดา 60 ピセー(大)พิเศษ 70
クイッティオムー トムヤム ก๊วยเตี๋ยวหมูต้มยำ 50
バミー/ウンセントムヤム บะหมี่ / วุ้นเส้น หมูต้มยำ
タマダー(並)ธรรมดา 60 ピセー(大)พิเศษ 70
パットイエンタフォー ヘン ผัดเย็นตาโฟแห้ง 80
パットミーホッキエン ผัดหมี่ฮกเกี้ยน 90
カオガパオ ムー/ガイ ข้าวกระเพราหมู / ไก่ 60
カオパットムー/ガイ ข้าวผัดหมู / ไก่ 60
カオガパオ サイクローク ข้าวกระเพราไส้กรอก 60
カイダーオ ไข่ดาว 10
カオプラオ ข้าวเปล่า 10
ルークチン ルアック ลูกชิ้นลวก 70
サイクローク ヤーン ไส้กรอกย่าง 40
ギアオトートクローブ เกี๊ยวทอดกรอบ 20
創業して2年という『パーイエンタフォー』
メニューが来るたびに一眼レフカメラでパシャパシャ撮影していたからか、食事中、お店のオーナーが話しかけてきました。パタヤで店を構えているだけに英語が御達者。私はといえば彼からの話しかけに英語で切返すことなくタイ語で返答していると、「なんだタイに住んでいるのか?」と心と心の交流が始まりしばしご歓談することに。創業して長いのかと思いきやまだ2年弱だそうです。イエンタフォーだけではなくカオマンガイやカオカームーまで揃えている食堂って、考えてみたら珍しい。この3つを1店舗で揃えている店は、バンコクでもかなり少ないんじゃないか。
来店している間、欧米人客もちらほら来店していました。イエンタフォーなんて食わないだろうと思っておりましたが、予想通りで、彼らはカオマンガイやクイッティアオなど他メニューを食しておりました。
ピンク色のスープに抵抗感があるのかも。
かくいう私も、初めて見たときは「ゲゲゲ!」でしたが。
【SHOP DATA】
「パーイエンタフォー(ป๋าเย็นตาโฟ)」
TEL:086-314-6669
OPEN:09:00-17:30
ADDRESS:Photisan Alley, Muang Pattaya, Amphoe Bang Lamung, Chang Wat Chon Buri 20150