ポールークチンシーヤン

[料理名]クイッティアオ(タイラーメン)

創業60年以上!煮込み牛肉麺の名店【ポー ルークチンシーヤン】

本ブログで今まで公言したことはありませんが、バンコクでやたら麺食堂が乱立している通りがあるんです。
ーーナコンチャイシー通り

聞き慣れない通り名だと思いますが、パヤータイの西にある東西に伸びている通りです。

お時間がある時にGoogleマップでこの界隈をじっくりとご覧いただきたいのですが、まぁクイッティアオ屋の多いこと!
しかも、どの店もGoogleマップのレビュー数が多く、かなりの高評価を得ている店ばかり。
密かに私が「麺通り」と呼んでいるナコンチャイシー通りの中で、特に気になっている高評価の店へと訪ねてみました。

煮込み牛肉とクリアスープの麺食堂【ポー ルークチンシーヤン】

麺にこだわった強豪がひしめくナコンチャイシー通りで、私が選んだ1店は『ポー ルークチンシーヤン』
通りのかなり西に位置している麺食堂です。

本記事を執筆している時点でのGoogleマップでのレビュー数は1500ほど。
外国人観光客が訪れないクイッティアオ屋で1000を超えるレビュー数は、かなりのレアケースです。

ポー ルークチンシーヤン/ป.ลูกชิ้นศรีย่าน

それだけタイ人の心を掴んでいるクイッティアオだということでしょう。
麺野郎を自認している私だけに、どうしても訪れておかなければならない麺屋のひとつでした。

ランチタイムを外しましたが、ほぼ満席

評判が高い理由のひとつが、牛煮込みと牛ルークチンの評価です。
牛煮込みのクイッティアオといえば、有名店『ヘンチュンセン』のような中華ハーブを使ったスープが一般的ですが、こちらのスープは澄んだものを使っています。

牛肉煮込み+クリアスープのクイッティアオは、珍しいかもしれません。

【ポー ルークチンシーヤン】の麺は2択

クイッティアオ屋へ来店すると、伝えなければならないことは「麺の種類」と「スープの有無」、そして「具材」の3つ。
私は麺のセレクトで迷うことはほぼなく、センレック一択でございます。

麺はセンレックでスープ有り、具材は全トッピングでと伝えました。

「うちなセンレックはなくて、センミーかセンヤイなの」

クイッティアオ屋での人気ナンバーワンの麺はセンレックだと思うのですが、それを排除しているとは。
創業主のこだわりがあるのでしょう。

センレックは諦めセンミーに変更。
ちなみにセンミーとはビーフンのことです。

運ばれてきた丼を見て、私の口からは嘆息が漏れました。
う、うつくしい。

全部乗せのクイッティアオ

牛煮込みやルークチンがごろごろと入っていますが、丼自体はそれほど大きなサイズではありません。
黄金色に輝くスープは、タイでよくあるMSG(うま味調味料)がっつりの味では決してなく、優しくて個性を持った風味です。
それに合わせたかのように、牛肉煮込みの味付けも優しくて、しかも柔らかい。

麺はセンミー(ビーフン)をチョイス
酸味と辛味が効いたこの調味料で味変を

弾力のある牛肉のルークチンも秀逸で、優秀な具材が丼の中で一堂に会し、素晴らしい一杯を作り上げています。
瞬く間に食べ終えた私は、続けてセンヤイのスープ無しを注文。

スープ無しはセンヤイで

シーユーダムをベースにしたタレが丼の底に溜まっているので、しっかり混ぜて麺に絡めていきます。
太麺のセンヤイだとタレががっつりと絡むので、麺のチョイスは正解でした。

まずは底に溜まったタレを混ぜて

細麺はスープ有り、太麺はスープ無しでおすすめです。

創業して60年以上という【ポー ルークチンシーヤン】

食べ終わってから厨房を見学させてもらうと、巨大鍋の中にはルークチンがてんこ盛りです。
ルークチンだけを入れたスープもあるようで、私の近くで座っていたタイ人客は、スープ無しクイッティアオと、ルークチンスープをオーダーしていました。
この組み合わせもやってみたい。

「うちが創業したのは60年、いや60年以上だね」

持ち帰りやデリバリーのオーダーも入っていた大人気のルークチン
気さくに話していただいた女性店主

力強く麺を茹でる店主は、珍しい日本人客を歓迎してくれたようで、笑顔で質問に答えてくれました。

店名ポー ルークチンシーヤン/ป.ลูกชิ้นศรีย่าน
営業時間07:00-16:00
定休日基本無休
Google Maphttps://maps.app.goo.gl/Ushgf8gdV7hZoNez6

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