バンコクのカオパットを語るにあたり、避けては通れないのが『ヒアハイ』でしょう。
私が初めて来店したのは2019年。
この頃はクイッティアオ屋の2階で営業していて、店内は狭く、数席程度の規模でした。
当時取材した記事は以下のリンクからご覧いただけます。
すでに人気はあったものの、契機となったのは翌年からです。
2020年、『ヒアハイ』はミシュランバンコクのビブグルマンを初めて獲得。
そこから2024年までの5年間、一度も漏れることなくビブグルマンに輝き、店前には毎日のように長蛇の列ができる有名店にまで上り詰めました。
『ヒアハイ』がこれほどまでに評価を受けることになったのはカオパット。
カニの身をたっぷりと使い贅沢に仕上げたカオパットは、絶妙な炒め加減や秘伝の味付けなど、バンコクで天下無双といっても決して大袈裟ではないでしょう。
そうして5年ぶりに来店した『ヒアハイ』。
噂には聞いていたものの、店前には開店前から長蛇の列!
私は事前にアポイントを入れていたので、列を作る彼らを横目にサササッと入店させていただきました。
以前は数席しかないクイッティアオ屋の2階でしたが、数年前に移転した新店舗は1階だけではなく2階もあり、収容できる客数は数倍になっているはず。
それでも開店すると同時に一瞬で満席になり、店内に入れない店舗前の行列を見ると、ミシュランの影響力を痛感しました。
テーブル上に並べていただいたのは、お店が推す3品です。
スラータニー県から取り寄せたカニを贅沢に使ったカオパット。
炒め加減から味付けまで、クオリティーの高さは群を抜いており、5年前と比べまったく遜色のない一皿に脱帽です。
シャコもスラータニー県から取り寄せたものを使用し、ニンニクと炒めています。
香り高いニンニクの風味がたまらなく、新鮮なシャコの旨みも素晴らしい。
これとカオパットは贅沢だ。
そして3品目はカニ三昧の卵焼き。
口の中いっぱいに広がるカニの風味に、恍惚となるのは私だけではないはず!
ミシュランを毎年獲り続ける、天下無双のカオパット。
行列嫌いな方でも、一度は並んで食べおきたい名店の一皿です。
店名 | ヒアハイ/เฮียให้ |
営業時間 | 10:00-15:00,16:00-17:30 |
定休日 | 月曜日 |
Google Map | https://maps.app.goo.gl/WKd3gJ5xJbcouKNCA |