これまで「激旨!タイ食堂」では、スイーツ類を扱うことがほとんどありませんでした。
初めてスイーツの記事を紹介したのは、パッポン通りの近くにあるカオニャオマムアンの屋台『バンカー カオニャオマムアン』。
これに続き取り上げたのは、トンロー通り沿いの有名店『Mae Varee(メーワーリー)』です。
いままでほとんど食べたことの無かったカオニャオマムアンですが、これほど立て続けにいただくと、数日経ったら無性に食べたくなってくる…。
このスイーツを欲している衝動はなんなんだ!
わたしの内にふつふつと沸いてくるカオニャオマムアンへの想いは次第に膨れ上がり、その後も何店舗かに訪れカオニャオマムアンを1人でこそこそ食べていました。
せっかくなら、わたしが来店した各店舗を紹介すればいいんじゃないか。
ということで今回、ひさしぶりに特集として
バンコクでカオニャオマムアンが評判の店5選
を企画することにしました!
目次
カオニャオマムアンってなに?
馴染みがなければカオニャオマムアンをご存じない方もおられるでしょう。
タイ語表記はข้าวเหนียวมะม่วง。
「カオニャオ」は蒸したもち米で、「マムアン」はマンゴーを指すタイ語。
砂糖や塩、ココナッツミルクで炊いたもち米に、ココナッツミルクのソースをかけ、マンゴーと一緒にいただくタイのスイーツです。
フルーツをお米とともにに食べるということに当初は抵抗があり、食べる機会があっても何だか渋々いただいていまいた。
ところが我が祖国を思い起こすと、「おはぎ」はもち米と餡子のお菓子ですし、「苺大福」なんてのもフルーツを白玉粉で包んだもの。
カオニャオマムアンとは似て非なりですが、それでも同じジャンルのようなお菓子を日本では平気で食べていたわけです。
本企画で取り上げるのは、タイ人に評判のバンコクにあるカオニャオマムアンを扱う5店舗。
有名店から紹介し、次第にローカル店へと移っていく流れです。
5店舗目以外は駅近ですので、BTSで気軽に行けるところばかり。
これを見て気になったら足を運んでみてください!
バンコクで評判のカオニャオマムアン5店舗はここだ!
1.Mango Tango(マンゴータンゴ)
1店舗目に取り上げるのは定番中の定番、マンゴースイーツ専門店の『Mango Tango』です。
来店したことがない方でも店名を耳にしたことがある方は少なくないでしょう。
タイ国内に3店舗を展開し、バンコクにはサイアムスクエアとアジアティークの2店舗、もう1店舗はチェンマイのニマンヘミンです。
わたしが来店したのはサイアムスクエアの『Mango Tango』。
BTSサイアム駅を降り2番出口から徒歩2〜3分ほど、サイアムスクエア内に立地しています。
ここのカオニャオマムアンは、まず見た目が美しい!
このようにカットしてて提供する店は、今回紹介する5店舗では唯一『Mango Tango』だけでした。
ソースの甘さは控えめで、マンゴーは冷え冷え!
マンゴーの量に比しもち米が少なめなのも特徴でしょう。
見た目は美しく美味しいんですが、185バーツ(ミディアムサイズ)は他店に比べ少々お高め。
『Mango Tango』にはカオニャオマムアンだけでではなく、マンゴーアイスクリームなどマンゴーを使ったスイーツが数種類揃っているので、いろんなマンゴーの味わいが楽しめます。
店名 | Magno Tango(マンゴータンゴ) |
営業時間 | 11:30-22:00 |
定休日 | 基本無休 |
Google Map | https://maps.app.goo.gl/aAqU4V8pnoyXibHs7 |
2.Mae Varee(メーワーリー)
カオニャオマムアンの人気店といえば、先日取り上げた『Mae Varee(メーワーリー)』を紹介しないわけにはいきません。
BTSトンロー駅から徒歩すぐ。
トンロー通りの入口近くという最高の立地条件も手伝い、連日カオニャオマムアンを求めて多くの人が来店する人気店です。
詳しくは以下の記事をご覧ください!
店名 | メーワリー(แม่วารี) |
営業時間 | 06:00-22:00 |
定休日 | 基本無休 |
Google Map | https://maps.app.goo.gl/UXV6UfPenfytX4sg6 |
3.Ning's Mango Stand(ニンズマンゴースタンド)
スクンビット・ソイ38のタイ飯屋が集まる一角で営業するマンゴー屋台。
以前はこの辺りに屋台や食堂が数店舗営業していましたが、昨年撤去命令が下り、今年の3月でほとんどがなくなってしまいました。
いまではここだけとなりましたが、それでも毎夜、タイ人や日本人、中国人など多国籍な人々で賑わっています。
「創業したのは20年ほど前です。今の時期はコラートから入荷しているマンゴーが多いですよ」
取材に応じてくれたのは女性店主。
時期によってマンゴーの入荷先が変わってくるのは、先に紹介した『Mae Varee』と同じで、いろんな県からマンゴーを仕入れているそうです。
屋台にはマンゴーがてんこ盛りになっていますが、忙しい時期だと閉店前にすべて売り切れてしまうこともあるのだとか。
店名 | Ning's Mango Stand |
営業時間 | 14:00-22:00 |
定休日 | 基本無休 |
Google Map | https://maps.app.goo.gl/3iXeVTdTiP947SMaA |
4.ブンサップ クンルアン(บุญทรัพย์ คุณหลวง)
最寄りはBTSサパーンタクシン駅。
3番出口からジャルンクルン通りへ出て、『ロビンソン』の前を通り過ぎ100メートルほど進むとタイのお菓子を売っているお店に出会います。
『ブンサップ クルンアン』は創業80年以上と古く、タイ菓子専門店。
日により売っているお菓子は若干変わりますが、20〜30種のタイ菓子が揃っているそうです。
ここにもあるんです!カオニャオマムアン!!
店内で飲食出来るスペースがないため、持ち帰りって食べるのが基本。
でもわたしはワガママを申し上げ、小さなテーブルを出してもらい店内で召し上がりました。
取材なので贅沢は言えませんが、他に客はおらず、決して広くない店内。
店員さんがすぐそばで働いているところでカオニャオマムアンを食べるのも気が引けますなぁ…。
マンゴーは若干若かったのか酸味がほんのりと広がる熟し具合。
甘めのもち米がちょうど合うバランスでした。
マンゴーは産地や収穫時期などで甘さや酸味が異なるので、タイミングによってはしっかり熟しているマンゴーが出て来ることもあると思います。
店名 | ブンサップ クンルアン(บุญทรัพย์ คุณหลวง) |
営業時間 | 7:00-17:00 |
定休日 | 日曜日 |
Google Map | https://maps.app.goo.gl/nJiiUbhMfkAH6Qeu6 |
5.K.Panich(ゴー パニット)
最後に紹介するのは旧市街で営業する『ゴー パニット』。
創業80年、タイのお菓子を売る老舗店です。
店頭の路上にはマンゴーを売る方が数人並び、『K.Panich』のマンゴーもここで仕入れているそうです。
「今の時期は……、どこから仕入れているのかな。ちょっと!ちょっと!」
わたしがインタビューすると、どうやら思い出せなかったようで、店頭でマンゴーを売っている方に入荷先を大声で訊いていました(笑)
いまはラチャブリー県のダムヌンサドゥアックが多いそうです。
ダムヌンサドゥアックといえば、有名な水上マーケットがあるところ。
マンゴーの産地でも有名だったとは知りませんでした。
ここのカオニャオマンムアンは、マンゴーの甘さもさることながら、もち米の炊き加減が素晴らしく旨い!
店内にテーブル席はないので、持ち帰りが基本です。
わたしは入口近くにあった長椅子でいただきましたが。
店名 | ゴーパニット(ก.พานิช) |
営業時間 | 7:00-18:00 |
定休日 | 日曜日 |
Google Map | https://maps.app.goo.gl/wdu1QPm9zXKps5A19 |
タイに来たら一度は食べてみてほしいカオニャオマムアン
タイにはマンゴーの産地が各地にあることから、1年中マンゴーが採れ、食べることができます。
マンゴーの産地タイランドでいただくマンゴーは格別です。
このマンゴーを使ったスイーツ、カオニャオマムアンもまた格別。
上記5軒以外にもバンコクの至る所に、カオニャオマムアンを提供する屋台、スイーツのお店はたくさんあります。
もち米+マンゴーの異色タッグスイーツを楽しんでください!