日本のタイ料理店

東京のほんとうにおいしいカオマンガイ店を5店舗選んでみました

2017-08-15

このたび、「激旨!タイ食堂」日本ページを開設することになり、東京を中心としたタイ料理店の記事を執筆させていただくことになった、タイ料理放浪人と申します。
これまで日本国内のタイ料理店は数百店を食べ歩き、食べたタイ料理は3000食以上です。それほどタイ料理を愛している私から、美味しい日本のタイ料理店をご紹介出来ればと思っております。よろしくお願いします。
その第一弾目のお題として考えたのは、「東京のおいしいカオマンガイ5店舗」です。
理由は、私がカオマンガイをこよなく愛しており、タイにいる時なんかは一日三食カオマンガイで過ごしてしまうほどのカオマンガイフリークであるからです。
そんな話はさておき、カオマンガイは、コメ 鶏肉 タレの三種から出来ており、どれもシンプルなもの三種が組み合わさることで一つの味が完成されます。この三種のバランスが非常に難しく、料理人の力の見せどころであり、カオマンガイの美味しさそのものなのです。
それでは、私の大好きなカオマンガイをご紹介したいと思います。

東京カオマンガイ

まず一軒目は、私的キングオブ カオマンガイこと『東京カオマンガイ』です。日本では、タイとは勝手が違っており、お米、調味料、鶏肉の種類も限られており、タイクオリティのカオマンガイを作るには難しいとタイ料理人から聞いたことがあります。ただ、東京カオマンガイのカオマンガイは、タイ現地で食べるカオマンガイよりも美味しいカオマンガイといっても過言ではない位おいしいです。とにかくこちらのカオマンガイが凄すぎる!!
カオマンガイ専門店であることからのこだわりはもちろんの他、店主が実際にタイ現地のカオマンガイ屋台で修行をなさってきた本格派なのです。

日々の気候に合わせ米の炊き加減を調節

お米は、タイ料理屋さんのほとんどが使用なさっているゴールデンフェニックスのジャスミンライスではなく、あえて新潟産のインディカ米を使用なさっています。これがまた、タイで食べるカオマンガイのお米そっくりなのです。もちろん鶏肉を茹でたスープでお米を炊いており、日々の気候により炊き方を変えるほどのこだわり、さすがですの一言につきます。
タレは、タイの有名店の味を再現したいわゆるシーユーダムベースのタレ(黒ダレ)一般的なタオチオベースのタレ(赤ダレ)、さっぱりしたレモンダレの三種から選ぶことができます。また、追加代金を払えば違う味のタレを楽しめるのも魅力の一つであります。どのタレもタイを感じる本格的な味であり、抜け目なく仕上がっています。

タイクオリティのカオマンガイを実現

鶏肉は丸鶏を使用。こだわりの茹で方で、鶏肉の旨みをしっかりと残しながら、しっとりとした食感の味わいです。タイで実際に使用されている鶏肉と日本国内で販売されている鶏肉の味わいが違うため、タイクオリティの実現が本当に難しいのですが、verygoodです。
お米・タレ・鶏肉ともにどれも主張することなく、三種できっちりと完成された非常にバランスのとれたカオマンガイです。また妥協することなくタイ現地のカオマンガイを追求する姿に心打ちぬかれました。カオマンガイの名店です!!

【SHOP DATA】
「東京カオマンガイ」
TEL:03-3255-6055
OPEN:11:00~23:00
ADDRESS:東京都千代田区内神田3-7-8 サトウハウスビル 1F

ガイトーンTOKYO

公式サイトより http://raan-kaithong-pratunam.jp/

二軒目は、みなさんもご存知である、一日500食のカオマンガイを売ることもある『ガイトーンTOKYO』。
こちらのお店は、世界的に有名なタイにある名店、『ガイトーンプラトゥナーム』の日本初上陸店です。
今は、渋谷とラゾーナ川崎の2店舗が日本で展開しています。こちらのお店のこだわりは、外観・内観・従業員の制服、もちろんカオマンガイの料理のお味など、タイ現地のガイトーンの再現性の高さにあります。
さて実食です。
お米はゴールデンフェニックス社のジャスミンライスを使用しています。炒めたニンニクと鶏油をガス釜で炊いたお米は、食べた時にニンニクと鶏の香りがフワーッと鼻を通り抜けます。これぞまさに本場『ガイトーンプラトゥナーム』の味。プラトゥナームの思い出がよみがえります。

タレの秘訣はトップシークレット

鶏肉は、2キロ以上のやや大きめな丸鶏を使用。鶏肉の茹で方も1時間ちかく茹でた後に一度鍋からとりあげ休ませた後に、また鍋に鶏肉を入れる特徴的な茹で方をタイ現地と同じ方法で調理しています。その茹で時間も鶏肉の大きさやその日の状態により変え、一番柔らかい状態の鶏肉をお客さんにお出しできる工夫をしています。
タレは現地と同じシーユーダムベースのです。タレのうえにはフレッシュな生姜と青唐辛子が入っており、タレの美味しさを一段と香り豊かにしてくれます。タレの詳細は、これ以上は秘密だそうです。
カオマンガイ一皿から、現地を彷彿される味に仕上がっています。このクオリティのカオマンガイを食べられるお店は日本には、そうはないのではないでしょうか。タイや現地の『ガイトーンプラトゥナーム』の味を大切にされている思いを感じられました。

【SHOP DATA】
「ガイトーンTOKYO」
TEL:03-6805-1202
OPEN:11:00-22:00(無休)
ADDRESS:東京都渋谷区渋谷3-15-2 1F
Website:http://raan-kaithong-pratunam.jp/

タイ屋台999 新宿店

3軒目は、6月に2店舗目を新宿にオープンした『タイ屋台999 新宿店』です。こちらのお店は、「ヒトサラ」や「Retty」「ホットペッパー」(グルメ媒体)等から数々の賞を貰っているのも特徴であり、連日満席な為予約は必須です。
お米は、ゴールデンフェニックス社のジャスミンライスを使用しています。こちらの特徴は、濃厚な鶏出汁でお米を炊いており、お米にしっかりと鶏の味がします。タレは、プラトゥナームにある通称「緑のカオマンガイ」を意識しているらしく、シーユダムをベースにした味に、生姜とプリッキーヌがごろごろ入っており、日本ナイズされていない辛さを感じられます。

カオマンガイの鶏は美桜鶏を使用

鶏肉は、丸鶏ではなく美桜鶏(みおうとり)の胸肉を使用しています。店主曰く、タイの鶏肉は日本やブロイラーとは違うらしく、今日本で使用できる鶏肉の中で美桜鶏がタイの鶏肉に近く、高価でありますが使用しているそうです。
美桜鶏は、山梨県・長野県・静岡県が産地。ストレスを与えず健やかに育てられ、飼料に天然糖質「トレハロース」を配合しているのでヘルシーで鶏臭さがなく、ジューシーな肉質なのが特徴です。
実際の食感はタイで食べる鶏肉のしっとりとした味わいで、こんなに柔らかくボイルすることができるのかと感銘を受けました。
カオマンガイは、仕込むのに大変時間がかかり、美味しいカオマンガイは専門ではないと食べることはできないと思っていました。『タイ屋台999』のカオマンガイは、専門店ではないにも関わらず、このクオリティは、さすがの一言です。

【SHOP DATA】
「タイ屋台999新宿店」
TEL:03-6380-6083
OPEN:ランチ 11:30~14:00(平日) 12:00〜15:00(土日祝)
ディナー 17:30~ 24:00(平日) 17:00〜24:00(土日祝)
HOLIDAY:火曜日
ADDRESS:東京都新宿区新宿3-11-6 エクレ新宿1F
Website:http://www.thailand999.com/
Facebook:https://www.facebook.com/thaiyatai999/

カオマンガイバザール

公式ウェブサイトより http://tarutarujapan.com/?p=1313

4軒目として紹介するのは、東京三鷹にある『カオマンガイバザール』です。
こちらは、立川や福生のエリアで人気なタイ料理のお店で、2015年8月にオープンしました。
お米は鶏油をしっかり感じ、がっつり食べたい男性好みの味わいです。鶏肉は、丸鶏ではなく鶏もも肉を使用しており、歯ごたえがしっかりとし鶏の旨みを感じられます。全体的にとても食べやすく、タイ料理が苦手な方や初心者な方でも食べられるカオマンガイです。
主婦やファミリーでのご利用も多いように映ります。
カオマンガイの入門編的なカオマンガイでしょうか。

【SHOP DATA】
「カオマンガイバザール三鷹店」
TEL:0422-36-8620
OPEN:月曜〜金曜 11:30-15:00、17:00-23:00
土日祝日11:30-23:00
ADDRESS:東京都武蔵野市中町1-3-2 ハウスプランニングビル1F

熱帯アジア食堂2階のぞうさん

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最後に紹介するのは、東京国分寺にある『熱帯アジア食堂2階のぞうさん』。アジアの「食」と「旅」の魅力を伝え続けているお店のカオマンガイです。
鶏出汁がほんのりと感じられるご飯で、こちらもゴールデンフェニックス社のジャスミンライスを使用しています。
鶏肉は国産の胸肉を使用しています。とてもしっとりとしており、うまみがしっかりと感じられました。タレはタオチオベースであり生唐辛子を追加できるのも最高です。こちらのカオマンガイは、全体のバランスが非常によく、おかわりしたくなるほどの味わいでした。

【SHOP DATA】
「熱帯アジア食堂2階のぞうさん」
TEL:042-312-0884
OPEN:12:00-15:00、18:00-1:00
ADDRESS:東京都国分寺市本町3丁目9番地6号
Facebook:https://www.facebook.com/2ndfloor.elephant/

どのお店もタイで食べるカオマンガイに近いレベルです

カオマンガイの本場タイとは、使っている食材も気候も異なっているため、現地に近い味を再現するのは非常に難しく、料理人の知恵や経験、腕にかかってきます。
ここで紹介した5店舗は、それぞれが工夫して、素晴らしいカオマンガイに仕上げており、甲乙つけがたいレベルです。
東京には数百店舗ものタイ料理店がある中から選んだ5店舗。
この記事をご覧になったみなさんにも食べていただき、ご感想があればコメントをお願いいたします。
次回企画でまたお会いしましょう!

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