11月15日(日曜日)、バンコクでは「バンコクマラソン(BANGKOK MARATHON)」がありました。
他人事のように書いていますが、実は私も申し込んでいたんです。
ハーフマラソンですが、人生初のマラソン大会出場だけに、数ヶ月前からジョギングを開始。
1週間前ごろからはマラソン大会のことばかり考え、このブログでさえ更新が危うくなるほど。
そしてついに前日の土曜日。
場所などの最終確認をしようと公式HPをチェックしていたら、驚きの事実が発覚。
申し込んだ人は11月12日、13日、14日の間に事務所へ出向き、ゼッケンなどを受け取らなければならないとのこと。
私が公式HPを見たのは、14日の20時。
すでに事務所は閉まっており、当日のゼッケンの受け取りは不可と書かれている。
出場絶望。
ということで、人生初のマラソン大会出場は己の間抜けさで叶いませんでした。
このバンコクマラソンの出発地点に選ばれていたのは、旧市街の南、観光スポットとしても有名な王宮の近く。
今回私が取り上げるお店は旧市街の北側、先日巨大ブランコ「サオチンチャー」から徒歩すぐの場所です。
創業20年という『ソー ナワン(ส. หน้าวัง)』。
実にこじんまりとしたお店です。
なにせ席数が4席しかありませんから!
タイ料理全般を用意していますが、特に人気なのが麺の炒め物。
メニューのトップにも載っていて、来店した有名人も必ず食べているようです。
私も麺の炒め物とその他、旨いと聞いていたトムヤム カイジアオ (玉子焼き乗せトムヤム)を注文。
炒め物が出てきてから、しまった!と。
私が麺を指定するのを忘れ、センヤイ(太麺)の炒め物が出てきてしまった…。
細麺が旨いと評判だったのに…。
痛恨のミス。
センヤイでも旨いんですが、個人的にさほどセンヤイが好みではないというのが大きな理由です。
さて、カイジアオが入ったトムヤム。
これが旨い!
いわゆるローカルな味ではなく、外国人向けにカスタマイズされた感があるのですが、私個人的にはトムヤムはこういったテイストが好みです。
観光者が多い旧市街地だけあり、私が滞在していた間に、中国人の女性2人が来店していました。
タイ語がまったく話せない彼女たち。
必死に英語で「トムヤムラーメンが食べたい」と言っていて、店員の女性は「分かった。麺は何にする?」とタイ語で問い返しているのですが、中国人が理解できるはずもありません。
見かねて私が通訳に入り、彼女たちはセンミー(細麺)入りのトムヤムを注文することが叶いました。
いいね、センミー食べれて…。
『ソー ナワン』の店主はソムシーさん。
話しを聞くと外国人客は多く、人気なのはセンミーの炒め物(センミー パッカチェーン)、そしてトムヤムだそうです。
「外国人で、トムヤムを食べるときスープをストローですすっている奴がいたんだよ。がはははー!」
ソムシーさんは実際にストローを持ち、その外国人の真似をして1人で爆笑。
豪快、豪傑な方です。
入口付近でソムシーさんと話しをしていると、店員の若いタイ人女性が困った顔してソムシーさんに近付いてきました。
さきほどの中国人女性たちにお会計の値段が伝えられないとのこと。
「ちょっと、あなた通訳してよ!」
なんの躊躇いも遠慮もなく、豪快な笑顔で私に指令を下すソムシーさん。
私はソムシーさんに言われるがまま、444バーツのお会計を英語で伝え、彼女たちは笑顔で去って行きました。
英語がまったく話せない『ソー ナワン』のスタッフですが、メニューには英語の記載がありますよ。
【SHOP DATA】
「ソー ナワン(ส. หน้าวัง)」
TEL:02-622-1525,02-224-2588
OPEN:10:00-16:30(隔週水曜日休み)
ADDRESS:156/2 Dinso Rd, Sao Chingcha, Phra Nakhon, Bangkok 10200
PRICE:センヤイの炒め物80B、トムヤム カイジアオ100B