3年間のコロナ禍を経て、バンコクのあちこちで変化が現れましたが、パッポン通りも例外ではありません。
コロナ前のパッポン通りは夜になると、バッタモンの時計やらTシャツなどを売る露店が軒を連ね、観光客で賑わうちょっとしたナイトマーケットのような様相を呈していました。
ところがコロナの直撃によってこれらの露店は撤退し、通りの両側で営業していたゴーゴーバーも閉店。
早朝になると屋台が並び、出勤前の人々が朝食を食べたり買い物をするという、数年前では考えられないような健全な通りに変貌しちゃいました。
とはいえコロナが落ち着いてきたことで、ゴーゴーバーは再開し以前のような賑わいを取り戻しつつありますが。
そんな中、僕が気になっていたのは、開店したとある飲食店。
パッポン2通りの入り口に、クイジャップユアンの半屋台が営業を始めていたんです。
歩道にテーブルを並べる「クイジャップユアン シーロム」
ご存知の方は多いと思いますが、パッポン2通りのシーロム通り側の入り口といえば、バッタモンの鞄を販売する店が数店舗ございます。
その中の一店舗が、クイジャップユアンの店としてスタートしていたんです。
たぶん2022年ごろから営業を始めていたんでしょう。
店舗面積は非常に狭いので客席はほぼ設けず、反対側の歩道にずらっとテーブルを並べています。
お店のメインメニューは、店名通りクイジャップユアン。
クイジャップユアンとは、米麺にタピオカ粉を混ぜることで独特のモチモチとした食感の麺を使い、揚げたホムデーンやムーヨー(豚ソーセージ)などをトッピングし、熱々のスープでいただく麺料理です。
「ユアン」はベトナムを指すタイ語で、直訳するとベトナム風クイジャップ。
つまりベトナム風麺料理といった意味になるのですが、本場ベトナムでこういった麺料理はないんじゃないかと思っております。
ラオスにはカオピアックという似た料理があり、これがイサーンに入ってきて定着しました。
イサーン各地ではクイジャップユアン(もしくはカオピアック)を扱う店はたくさんあるのですが、バンコクではまだまだ少ない。
なのでパッポンに出店したのは驚きでした。
クイジャップユアンだけではなくイサーン料理も有るしビールも飲める!
この店のクイジャップユアンは、温泉卵入りがデフォ。
熱々のスープに入ったモチモチの麺を、クーラーの無い屋台で啜るのが旨い!
食べ終わる頃には額からだらだらと汗が流れ、これがまた爽快。
『クイジャップユアン シーロム』は他にも料理があり、メニューを見るとイサーン料理なども揃っています。
場所柄、欧米人が多いことから英語表記もありました。
ビールので夜に来店して、イサーン料理をつつきながら飲むのもよさそう。
この辺りで飲んだシメにクイジャップユアンを食べるのもいいなぁ。
「クイジャップユアンシーロム」はTikTokでも公開
今回の記事で取り上げた『クイジャップユアン シーロム』は、わたくしが運営しておりますTikTokにて動画でも紹介しています。
日本語テロップの動画ばかりなのに、なぜかタイ人に大人気の我がTikTok。
もっと日本人の方々にもご覧いただきたいので、フォローをしていただければごっつ嬉しいです。
店名 | クイジャップユアン シーロム/ร้านก๋วยจั๊บญวนสีลม |
営業時間 | 10:30-22:00 |
定休日 | 基本無休 |
Google Map | https://goo.gl/maps/DAwLWxjBoa1PUACi9 |