具材を串に刺して焼いたり揚げたりすれば、なぜあれほど人々を魅了する料理になるのだろうか。
ムーピンっていう豚肉の串焼きを例にしてみましょう。
あの豚肉をそのまんま網の上で焼くのと、串に刺して焼くのと味にそれほどの差が出るわけでもないのですが、串に刺している方が旨そうに見えてしまう。
もともとは食べ易さや調理のし易さから「串」が採用されたのでしょうけど、今となっては箸があるようなお店でも串料理がありますし、しかも食べる人によっては提供されるや「箸を使って串から食材を外す」という行為まで広まっています。
つまり「串料理」という奴はそれほど影響力を持っているわけでして、バンコクの街角の至るところで見かける串焼き屋台などを見ると、串の魅力について考えさせられます。
僕も御多分に洩れず串焼きやら串カツをえらく好んでおりまして、ムーピンとカオニャオ(もち米)という組み合わせは、多少食欲が無くともペロリと平らげられてしまいます。
ところがです。
それほどムーピンを好んでいる割に、これまで旨い店を探そうとしたことがほとんどありませんでした。
というわけで今回はムーピンに光を当ててみたのでございます。
狭い路地の奥にあるムーピン専門店「Karniel mooping」
ムーピンの評判が高い店を探し始めてみたところ、まぁ数が少ない。
そんな中、僕の家の近くにムーピン専門店を発見いたしました。
『Karniel mooping』と英語表記の店舗です。
Google Mapで場所をじっくりと見たところ、突き当たりの路地の奥にあって、とても飲食店が出店するような場所ではありません。
この路地で営業している飲食店は、この店しか無さそうです。
ほんまに営業してるんかいな…。
そんな思いを抱きながら、僕はバイクにまたがり『Karniel mooping』を目指しました。
1本7バーツのムーピンは脂が乗っていて柔らかい!
Soi Hemawongという路地を奥へと進んでいきます。
突き当たりに近づいてきたところ、人が群がっている店舗がある!
『Karniel mooping』の前には10名ほどのデリバリー業者がいて、注文された串が焼きあがるのを待っていました。
『Karniel mooping』には客席がなく、持ち帰り専門のムーピン屋です。
なぜこんな立地の悪い場所に店舗を構えたのかが理解できました。
デリバリーに特化していたわけです。
デリバリー業者が待っている中、僕は串を焼いている男性に近づいていきました。
「注文できますか?」
こんなに業者が待っているので、注文できるのかすら分からなかったのですが、なんの問題もなく注文完了。
オーダーしたムーピン3本とカオニャオはすぐ手渡されました。
ムーピンは1本7バーツ、カオニャオは6バーツで合計27バーツ。
飲食スペースがないので、駐車したバイクに座りまずはムーピン。
豚肉の柔らかさや脂の乗り、焼き加減、味付けなど、これまで屋台で買っていたムーピンとは一線を画している!
しかも1本7バーツと高くもないので、デリバリーで注文が殺到するのも頷けます。
カオニャオはふわふわに炊き上がっていて、3本ムーピンと共に瞬く間に僕の胃袋へと消えていきました。
僕は家が近かったこととバイクがあったので直接店舗まで行きましたが、ここのムーピンはデリバリーがおすすめ。
各社デリバリーで扱っているので、小腹が減ったら注文してみてください。
※Google Mapの営業時間と異なるのは、僕が直接スタッフから聞いた時間を載せているためです。
店名 | Karniel mooping/คาร์เนียล หมูปิ้ง |
電話番号 | 062-172-1222 |
営業時間 | 05:00-24:30(無休) |
Google Map | https://goo.gl/maps/TDLRty1WR8GBYNLk7 |
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