路地裏にひっそり佇む屋台に、つい心惹かれてしまう西尾です。
バンコクでは年々屋台の数が減少傾向にありますが、それでもまだ路地裏には地元に愛され続ける名店が数多く残っています。
私自身、そういった「隠れた名店」の屋台に魅了され、日々リサーチに励んでいる次第です。
そんな中で出会ったのが、今回ご紹介する
『クアイジャップナムサイ トロック ワットプラピレン(ก๋วยจั๊บน้ำใสตรอกวัดพระพิเรนทร์ ฝั่งวรจักร)』。
1959年創業、歴史あるクイジャップの屋台です。
MRTサムヨット駅から徒歩約8分、狭い路地に広がる人気の屋台
この店があるのは、MRTサムヨット駅から歩いて8分ほどの場所。
路地の中にいくつかのテーブルが並び、まさに「これぞバンコクの屋台」といった風情です。

人気店と聞いていたので、ランチのピークを避けて11時30分ごろに訪れたのですが、それでも路地のテーブル席は満席!

覚悟を決めて注文を済ませたところ、気さくな店主が「こっちにも席あるよ」と案内してくれたのは、路地を抜けた先にあるもう一つのスペースです。
そこにもテーブル席が並んでおり、運よくひと席だけ空いていたので、すぐに腰を下ろしました。

毎朝、午前4時から仕込んでいる至極のクイジャップ
「うちが創業したのは1959年。60年以上やってるよ」

そう話す店主が手渡してくれた丼には、透明感のある美しいスープのクイジャップが。
なんと12時間かけてじっくり仕込むという自慢のスープだそうです。


具材には、自家製の豚サイクローク(ソーセージ)やカリカリに揚げられたムーグローブがトッピング。
まずはスープをひと口。
ほどよく胡椒が効いていて、さっぱりしつつも深いコクのある味わい。これはまさに、私好みの味です!

サイクロークは風味豊かで食べ応えがあり、ムーグローブは香ばしくて抜群の歯ごたえ。
どちらも、この屋台の「旨さの核心」を担っています。

「閉店は14時だけど、その前に売り切れることもあるんだよ」
毎朝、午前4時から仕込みを始めているというクイジャップ。
外国人にはほとんど知られていない屋台ですが、60年以上も路地で営み続けてきた名店だけに、これからも地元の人たちに支え続けられていくでしょう。
| 店名 | クアイジャップナムサイ トロック ワットプラピレン ファン ウォラチャック(ก๋วยจั๊บน้ำใสตรอกวัดพระพิเรนทร์ ฝั่งวรจักร) |
| 営業時間 | 11:00-14:00(売り切れ次第閉店) |
| 定休日 | 日曜日 |
| Googleマップ | https://maps.app.goo.gl/mtXTuwmsBAcxwnyC6 |


