チェンマイ旧市街地には旅行者向けの飲食店ばかりが立ち並び、ローカル向けの食堂や屋台はかなり少ないものだと思い込んでいました。
ところが旧市街地で取材を進めていくと、エリアによってはローカルな店があることに気付きました。
以前も書きましたが、旧市街地の東側、ターペー門周辺はおしゃれカフェなど旅行者向けの店が多く、西側はローカル感が濃い。
南北でいうと、北は旅行者向けで、南はローカル。
そういった図式が見えてきました。
この図式に当てはまるかのように、旧市街地の南で出会ったのは、これまで食べたことのない北タイ料理を揃える店でした。
毎年、コムローイ祭りを扱っています
記事の本編に入る前に告知させてください。
私が運営している旅行会社TRIPULLでは、毎年チェンマイで開催されるコムローイ祭りのチケットを扱っています。
ちなみに、本記事を執筆している2026年は11月24日と25日の2日間。
会場は「CAD」と「ゴルフ場」の2ヶ所をご案内しています。
大仏塔が美しい!チェンマイ開催CADコムローイ祭り

無数のランタンが夜空へと浮かび上がる幻想的な光景はもちろんのこと、会場内ではタイ舞踊ショーやクラフトアート展示も行われ、伝統文化にも触れられる構成です。
初参加の方にもおすすめできる、完成度の高いイベントです。
チェンマイ・ゴルフ場開催!CHIANG MAI SKY’S LANTERNS FESTIVAL

会場は「ロイヤルチェンマイゴルフリゾート」。
旧市街地から北へ約1時間。広大な敷地にステージ、食事エリア、灯籠流し会場などが設けられ、スケール感を存分に味わえます。
開放的な空間で一斉に打ち上げられるコムローイは圧巻のひと言。
広さゆえの迫力があります。
人生初!生の鶏肉ラープ
さて、本題に入ります。
旧市街地の南エリアで見つけたのは、『ラープガイ ムアンパンウェーン(ร้านลาบไก่เมืองพันแหวน)』。
店名からして、看板料理はラープガイ(鶏肉のラープ)でしょう。



とりにかく分かりづらい店構えなのですが、そのうえ、店内もローカル感に満ちていました。
これほどローカル向けな店構えなら、てっきりタイ人ばかりが来店しているのかと思いきや、意外と欧米人客が多い。
まずは手渡されたメニューに目を通しました。
これは間違いなく、外国人向けのメニューだろう。

そう感じた私はスタッフに「タイ語のメニューをもらえないか」と。
すると出てきました。タイ語メニューが!

てっきりタイ語メニューの方が、掲載されている料理数が圧倒的に多いのかと思いきや、それほどの差はありませんでした。
どちらのメニューにも、冒頭に掲載されているのはラープガイディップ (ลาบไก่ดิบ)。
これは生の鶏肉のラープです。
これまでさまざまなタイ料理を食べてきた私ですが、生の牛肉のラープは食べたことがあっても、鶏肉は未経験。
なかなかハードな挑戦ですが、ここで食べなければ、ローカルグルメを追い続けてきた自分の看板が泣く。
人生初となるラープガイディップが目の前に現れました。

生鶏肉のラープに、ニンニクやバイマックルーの揚げたもの、ネギ、ガックムー(油カス)などがトッピングされています。
恐る恐いただきました。
鶏肉はねっとりとした食感で、臭みは一切なし。
マクウェン(มะแขว่น)と呼ばれる花椒の香りが鼻腔を抜け、バイマックルーやニンニクの風味が追いかけてくる。

期待値が低かったこともあり、今回でラープガイディップが好きになりましたw
またまた人生初のクアヘムガイ&ヤムジンガイ!
この店の魅力は、生ラープだけではありません。
メニューには、私がまだ口にしたことのない北タイ料理がいくつも並んでいました。その中から選んだのが、
・クアヘムガイ(คั่วแฮ้มไก่)
・ヤムジンガイ(ยำจิ้นไก่)
まずはクアヘムガイ。
鶏肉と発酵タケノコを香辛料で炒め煮した北タイ料理だそうです。


こちらもマクウェンが効いていて、少しスパイシー。
花椒だけではなく、いろんな中華系ハーブがテイストを形成していて、深い味わいです。
続いてヤムジンガイです。
「ヤム」と聞いて、私はてっきり和え物が出てくるものだと思っていました。
ところが目の前に現れたのは、澄んだ褐色のスープ!

レンゲを差し入れると、ふわりと立ちのぼるのは鶏出汁の香りと、乾いた唐辛子のニュアンス。
そしてその奥に、北タイらしい爽やかなハーブの気配。
ひと口すすった瞬間、まず感じるのはやわらかな酸味。
そこへ唐辛子の辛味が追いかけてきて、喉の奥でじわっと熱を残していきます。

ぶつ切りの鶏肉は、余計な脂を感じさせない素朴な味わい。
スープを含ませて食べると、肉の甘みがじわっと広がります。
旅行者が多い旧市街地で、こんなレアな北タイ料理を出す店があったとは…。
北タイ料理を追求したい方にはうってつけの食堂です。
【ラープガイ ムアンパンウェーン】の全メニュー
ここからは、ラープガイ ムアンパンウェーンの全メニューを掲載します。
北タイ料理に馴染みがない方にとっては、タイ語表記だけではなかなかイメージが湧かないはず。
そこで本記事では、タイ語+カタカナ併記でまとめました。
ラープガイディップ 65.- / ลาบไก่ดิบ
ラープガイスック 65.- / ลาบไก่สุก
ラープムーディップ 65.- / ลาบหมูดิบ
ラープムースック 65.- / ลาบหมูสุก
ラープヌアディップ 75.- / ลาบเนื้อดิบ
ラープヌアスック 75.- / ลาบเนื้อสุก
ルー 45.- / หลู้
ルー+マンコー+マゲーオ 55.- / หลู้+มันคอ+มะแกว
サースック 75.- / ส้าสุก
サーディップ 75.- / ส้าดิบ
トムガイムアン 60.- / ต้มไก่เมือง
クアヘムガイ 60.- / คั่วแฮ้มไก่
ゲームオムムー 65.- / แกมอ่อมหมู
ゲーンオムヌア 75.- / แกงอ่อมเนื้อ
トムヤムゴップ 80.- / ต้มยำกบ
ヤムマゲーオ マンコースック 60.- / ยำมะแกว มันคอสุก
ヤムマゲーオ マンコーディップ 60.- / ยำมะแกว มันคอดิบ
セープムー 65.- / แซ่บหมู
セープヌア 75.- / แซ่บเนื้อ
ヤムジンガイ 65.- / ยำจิ้นไก่
ヤーンルアム 75.- / ย่างรวม
ジンソムモック 35.- / จิ้นส้มหมก
ジンソムモックカイ 35.- / จิ้นส้มหมกไข่
エープムー 35.- / แอ๊บหมู
エーププラードゥック 35.- / แอ๊บปลาดุก
サイウア 70.- / ไส้อั่ว
カオニャオ 10.- / ข้าวเหนียว
カオスアイ 10.- / ข้าวสวย
ゲーンハンレー 65.- / แกงฮังเล
ゲーンカヌン 50.- / แกงขนุน
パッカードジョー 40.- / ผักกาดจอ
ソムタムタイ 40.- / ส้มตำไทย
ソムタムプープララー 40.- / ส้มตำปูปลาร้า
ソムタムラオ 40.- / ส้มตำลาว
ムーデッディアオ 65.- / หมูแดดเดียว
トムヤムプラーニン 100.- / ต้มยำปลานิล
ゴップトートガティアム 100.- / กบทอดกระเทียม
ケープムー 20.- / แคปหมู
ナムプリックターデーン 15.- / น้ำพริกตาแดง
トムコムヌア 70.- / ต้มขมเนื้อ
トムコムムー 60.- / ต้มขมหมู
ガイトート 60.- / ไก่ทอด
カイジアオ 40.- / ไข่เจียว
プラートート 100.- / ปลาทอด
Chang Mineral 15.-
Chang Classic 70.-
Chang Coldbrew 75.-
Federbrau 80.-
※価格は取材時点のものです。変更される場合があります。
| 店名 | ラープガイ ムアンパンウェーン(ร้านลาบไก่เมืองพันแหวน) |
| 営業時間 | 11:30-21:30 |
| 定休日 | 土曜日 |
| Googleマップ | https://maps.app.goo.gl/agtMvfsLRw1t7Wo48 |


