タイ南部全県の旅の12県目で訪れたのは、深南部のひとつヤラー県です。
ヤラー県は市街地を訪れたのはもちろん、そのあとはベートンという地域まで足を伸ばしました。
マレーシア国境の近くにある街で、ベートン鶏の生産地として有名なところです。
ベートンへは数年前に訪れたことがあり、この街のグルメ記事は以前執筆しています。
ということで今回のベートン滞在では、国境近くの飯屋に行こうと画策いたしました。
ベートンはマレーシアとの国境検問所を有しており、ここがタイ最南端の検問所になるそうです。
ということは、この場所の近くにある食堂が「タイ最南端食堂」ではなかろうか。
Google Mapで確認してみると、Betong Border Checkpointの近くに「タイ最南端碑」なんてものが建っている。
厳密にはもっと南の場所はあるものの、人が行ける場所に限るとここが最南端のようです。
僕はベートン市街地から車を走らせ、一路国境検問所へ。
そこからもっとも近い距離にあった、『コティタイスッドサイアム』という飯屋へと向かいました。
タイ最南端食堂の「コティタイスッドサイアム」
Google Map上では、Betong Border Checkpointのもっとも近くにあった飲食店がここだったんです。
国境検問所からの距離は500メートルほど。
きっとここがタイ最南端食堂なんでしょう!
タイ最南端の食堂というタイ国内で1軒だけの貴重な存在であるにも関わらず、店の造りは質素なもので、雨風がじゃんじゃん入り込んでくる構造になっておられる。
スタッフはムスリムの女性ばかりで、メニューは注文料理を揃えています。
数ある料理の中から選んだのは、鶏肉のガパオライスと牛肉のスープ。
ムスリムの食堂なので豚肉を使った料理はありません。
もちろんアルコールもです。
鶏肉のガパオライスには目玉焼きのトッピングも忘れちゃいません。
目玉焼きはいい具合に半熟で、鶏のミンチ肉がたっぷり使われている。
オイスターソースでしっかりと味付けされた鶏肉&ガパオはブラボー!
濃いめの味付けなのでご飯が進むし、酸味の効いた牛肉のスープがこれまた合うんだ。
タイ最南端の食堂は、ガパオライスが旨いことが判明いたしました!
タイ最南端食堂は朝飯メニューが豊富
お会計後、スタッフの女性に話を聞くと朝食メニューに力を入れているそうです。
朝だとカオゲーン(ぶっかけ飯)やカオモック、カオヤム、カオニャオが揃っているのだとか。
朝6時から営業しているので、営業開始早々に来ればそういった料理がいただけるのでしょうが、最南端の国境近くにそんな早朝に来ることはなさそうだなぁ…。
店名 | コティタイスッドサイアム/ร้านอาหารก๊ะตี ใต้สุดสยาม |
営業時間 | 06:00-18:00 |
定休日 | 基本無休 |
Google Map | https://goo.gl/maps/a5NnJkuq8cKTXH1LA |
備考 | 営業時間は取材時に確認したものです |